はじめに
このセクションではThings Cloudプラットフォームへのアクセス方法とThings Cloudのアプリケーションの基本機能を一通り説明します。
このセクションではThings Cloudプラットフォームへのアクセス方法とThings Cloudのアプリケーションの基本機能を一通り説明します。
Things CloudプラットフォームへはWebブラウザを介してアクセスします。
以下のデスクトップWebブラウザは動作確認済みです。
備考: Things CloudはInternet Explorer 11上で機能しますが、レイアウトが完全に復元されない場合があります。
最新のスマートフォンおよびタブレットのWebブラウザもお使いいただけます。以下のモバイルWebブラウザは動作確認済みです。
備考: モバイルデバイス上でのThings Cloudの使用は、デバイス上で利用可能なメモリーや処理能力に制約される場合があります。例えば、大量のデータポイントを伴うグラフをロードすると、モバイルデバイスの応答が鈍くなる場合があります。 ブラウザ上でプライベートモードを使用すると、正常に動作しない場合があります。
備考: モバイルデバイス上でのThings Cloudは制約される場合があります:
自身のThings Cloudテナント用アプリケーションにアクセスしたい場合、以下のURLを使用します。
https://<account>.je1.thingscloud.ntt.com/
これにより、デフォルトアプリケーションのログインページが表示されます。テナントIDとテナントドメインの理解を深めたい場合は、リファレンスガイドのテナント> テナントIDとテナントドメインをご覧ください。
備考: 上記URLは標準版Things Cloudユーザーにのみ適用されます。Enterprise Editionをご利用のユーザーは組織特有のURLになります。
重要事項: ブラウザのアドレスバーに錠アイコンが表示されていることをご確認ください。錠アイコンは、セキュア接続を使用して実際にThings Cloudへ接続中であることを意味します。
ログイン画面でユーザー名(大文字と小文字を区別)とパスワードを入力し、ログインをクリックしてアプリケーションを起動します。
ログイン画面でユーザー名とパスワードを入力し、アプリケーションを起動します。「状態を保存」にチェックを入れるとブラウザが認証情報を記憶し、次回からユーザー名とパスワードを入力しなくてもアプリケーションが開くようになります。複数のThings Cloudアプリケーション間を頻繁に移動する場合、アプリケーションを起動する都度、Things Cloudが認証を要求しますので、こうしておくと便利です。明示的にログアウトすることにより、あなたの認証情報をブラウザから「消去」させることができます。
初めてThings Cloudにログインすると、既定のアプリケーション(別の設定がされていない場合は通常コックピットアプリケーション)が表示されます。
ログアウトをするには、トップバーの右にある「ユーザー」ボタンをクリックし、メニューより ログアウト を選択してください。
備考: パスワードリセット用リンクの有効期間は1日です。
備考: 自動パスワードリセットは、あなたの Things Cloud ユーザー情報にメールアドレスが保存されている場合に限りお使いいただけます。パスワードをリセットできない旨の警告を受けた場合、入力したメールアドレスが Things Cloud ユーザー情報に保存されているものと異なっているか、または Things Cloud ユーザー情報にメールアドレスが保存されていません。いずれの場合も、所属組織の Things Cloud 管理者にお問い合わせください。管理者はあなたのパスワードをリセットすることができます。
自身が Things Cloud 管理者である場合、Things Cloud に初めて登録する際に使用するメールアドレスが自動的にユーザー情報に保存されます。ご不明点があれば、Things Cloud サポート窓口へお問い合わせください。
Things Cloudアプリケーション内では、それぞれのURLを使用して任意の場所に直接移動することができます。例えば、あるデバイスの基本情報を表示させたい場合、以下のURLを入力すると表示されます。
https://<account>.je1.thingscloud.ntt.com/apps/devicemanagement/index.html#/device/<id>/info
URLを使用して、以下を行うことができます。
Things Cloudでは、デフォルトで次の3つの標準アプリケーションが付属されます。
アプリケーション | 説明 | |
---|---|---|
![]() |
アドミニストレーション | アドミニストレーションアプリケーションより、アカウント管理者は、ユーザー、ロール、テナント、アプリケーション、ビジネスルールを管理し、アカウントの多数の設定を構成できます。 |
![]() |
コックピット | コックピットアプリケーションでは、ビジネスの観点からIoTアセットとデータを管理および監視するためのオプションが用意されています。 |
![]() |
デバイス管理 | デバイス管理アプリケーションは、デバイスの管理および監視機能を提供し、デバイスを遠隔から制御および修理することを可能にします。 |
Things Cloudに最初から付属しているこれらの標準アプリケーションとは別に、さまざまな追加アプリケーションが提供されており、さまざまな機能が使用可能です。 これらのアプリケーションが利用できるかどうかは、使用しているテナントおよび組織が登録しているアプリケーションによって異なります。
提供しているアプリケーション一覧の詳細についてはリファレンスガイド内 アプリケーション> アプリケーションの名称をご覧ください。
さらに、Things Cloudでは独自のアプリケーションを自身のアカウントへ追加することも可能です。詳細は アドミニストレーション >アプリケーションの管理 をご覧ください。
Things Cloudアプリケーションのコンテンツは完全に動的で、以下のようなさまざまな基準に基づいて生成されます。
Things Cloudアプリケーションの全てのアプリケーションに共通する一般的な構造には、以下の画面要素が含まれています:
要素 | 説明 |
---|---|
ナビゲーター | ナビゲータは画面左側にあります。ナビゲータの上部にはアプリケーションの名前とロゴが表示され、現在使用しているアプリケーションが示されます。その下部に、アプリケーションのさまざまなページにつながるエントリの一覧が表示されます。エントリは、メニューとメニュー項目にグループ化されます。メニュー名をクリックすると、ナビゲータのメニューを縮小または展開できます。トップバーの一番左にある小さな矢印をクリックすると、ナビゲータの表示/非表示が切り替わります。既定では表示されています。 |
ページ | 「ページ」は、実際にはアプリケーションの主要部分を指します。 ここで提供されるコンテンツは、ダッシュボードで選択されたメニュー項目によって異なります。 コンテンツの構造はページごとに異なります。 データは、たとえば、各オブジェクトを行とした一覧表で表示される場合や、オブジェクトが四角い箱(カード)として、グリッド表示される場合があります。 |
タブ | 特定のデバイスのページなど、一部のページは複数のタブに分割され、垂直または水平に表示されます。 |
トップバー | ページタイトル トップバーの左側には、アクティブなページのタイトルが表示されます。 ![]() 検索 ボタンをクリックすると、全文検索用のテキストを入力するための検索フィールドが開きます。詳細については、以下の検索をご覧ください。常に使用できるわけではありません。 ![]() ほとんどのアプリケーションページでは、上部バーにプラスボタンが表示されます。これをクリックするとさらに機能が選択できるメニューが開きます。メニューは動的に作成されます。つまり、どのコマンドが提供されるかは有効なページによって異なります。 ![]() アプリメニューボタンをクリックするとアプリメニューが開き、アプリケーションを素早く切り替えることができます。 ![]() アプリメニューの右側に、自身のユーザー名が記されたユーザーボタンがあります。このボタンをクリックすると、アカウント設定に関連するコマンドを含むメニューが開きます。 他のボタン/ アプリケーションと表示されているページによっては、トップバーに情報が表示される場合があります。 |
トップメニューバー | アクティブなアプリケーションおよびアクティブなページに応じて、トップ・バーの下にセカンダリ・バーが表示され、ページを再ロードするための リロード リンクやリアルタイム・データを表示するための リアルタイム リンクなどの追加機能が提供されます。 |
右側の引き出し | トップバーの右端にある小さな矢印をクリックすると、右側の引き出しの表示/非表示が切り替わり、他のアプリケーションや関連ドキュメントへのクイックリンクが表示されます。既定では、右側の引き出しは非表示になっています。 |
小さい画面ではアプリケーションの配置が少し変化します。ナビゲータが非表示となり、左上の矢印(»)をクリックしてナビゲータにアクセスします。タブはアクティブなもののみ表示されます。タブを移動するには、右の白い矢印からドロップダウンメニューを開きます。
備考: Things Cloudアプリケーションでは、特定のユーザーインターフェース要素にカーソルを合わせると、ツールティップが表示されます。Things Cloudアプリケーションをタッチ式デバイスで使用中の場合、ユーザーインターフェース要素に長めにタッチするとツールティップが表示されます。
アプリメニューを使用して、アプリケーションを切り替えることができます。右上隅のアプリメニューボタンをクリックして、アプリケーションのアイコンリストを表示します。
Things Cloudは、UIのトップバーの右側にある検索フィールドで全文検索ができます。
検索結果には、グループ、デバイス、子デバイスが含まれます。検索語をテキストボックスに入力すると、Things Cloudは、その検索語を含むすべてのデバイスをプロパティ(名前、モデル、任意のフラグメント)に返します。
検索機能は、MongoDBの全文検索 に基づいています。
複数の単語を空白で区切って入力すると、いずれかの単語に一致するオブジェクトが全て返されます。たとえば、
My Demo Device
と入力すると、「My」、「Demo」 、「Device」のいずれかを含むオブジェクトが返されます。
完全に一致する語句を検索する場合は引用符でオブジェクトを囲みます:
"My Demo Device"
「My」 や 「Demo」 などを含むが「Device」を含まないオブジェクトをインベントリで検索する場合は、単語の前にハイフンを付けて単語を除外することもできます:
My Demo -Device
文字列内で " - “を使用すると、検索文字列のすべての部分を検索する区切り文字として機能するので注意してください:
My-Demo-Device
大文字・小文字は無視されます。次の検索テキストでは同じ結果が返されます:
My Demo Device
my demo device
備考: フィルタを掛ける時以外では、検索でワイルドカードを使用することはできません。
MongoDBの全文検索の詳細については、https://docs.mongodb.com/manual/text-search/を参照してください。
ページによっては、一覧表にあるオブジェクトを絞り込むフィルタ機能があります。
検索機能とは異なり、フィルタ条件を入力する場合は、必ずしも完全な単語を入力する必要はありません。
多くの場合、テキストフィールドに単一の文字など、次のような任意のテキストを入力することができます:
cl
例えば、上のように入力すると、一覧表は文字列「cl」を含むすべてのオブジェクトに縮小されます。
また、ワイルドカード文字として*を入力し、「cl」で始まるすべてのオブジェクトを返すこともできます:
cl*
一覧表には選択したオブジェクトだけが表示されます。
重要: 特定のページでは、フィルタメカニズムはページに表示されている項目のみを検索します。つまり、項目がそれぞれのページに表示されない場合、その項目は結果に表示されません。すべてのアイテムを検索するには、最初にすべての結果を読み込む必要があります。この動作は、次のページに適用されます。
デバイスリストのフィルタリングメカニズムの詳細については、デバイス管理>デバイスの表示>デバイスのフィルタリングを参照してください。
ナビゲータでは、変更内容はリアルタイムでは更新されません。つまり、デバイスやグループの新規作成、削除、名前変更はすぐには反映されません。
このような更新の反映は、変更を行ったアプリケーションのナビゲータにのみ表示されます。たとえば、デバイス管理アプリケーションでグループからデバイスの割り当てを解除すると、現在のアプリケーションのナビゲータにそのデバイスがグループから削除されたことがすぐに表示されますが、コックピットアプリケーションなどを別のウィンドウで開いている場合は、そのウィンドウに変更は表示されません。
そのウィンドウをリフレッシュまたは別のリクエスト(ナビゲータ内のグループの展開など)の後にのみ、変更が反映されます。
右上のユーザーボタンをクリックし、さまざまなアクションや情報にアクセスできるメニューを開きます。
ユーザーメニューには次の項目が含まれます。
メニュー項目 | 説明 |
---|---|
ユーザー設定 | ユーザーを編集する画面へのアクセス。下記参照 |
アクセスが拒否されたリスエスト済みデータ | 権限不足などにより、アクセスが拒否されたリスエスト済みデータの一覧が表示されます。 |
ログアウト | Things Cloudのアカウントよりログアウトします。 |
サポートの有効化 | サポートユーザーがアカウントにアクセスできるようにします。 このオプションは、管理テナントのサブテナントユーザーに対してサポートユーザーアクセスがグローバルに設定されていない場合にのみ使用できます。サポートユーザーのアクセスを有効化すると、メニュー項目はサポートを無効にするに切り替わります。サポートリクエストが解決されているのに、サポートユーザーのアクセスが有効化のままである場合(デフォルトでは24時間)、ここで有効化されたサポートのアクセスを無効化することができます。 |
バージョン情報 | バックエンドとUIの両方で使用しているThingsCloudバージョンに関するリリース情報を表示します。さらに、テナントのIDが表示されます。これは、サポートをリクエストする場合、必要になることがあります。 テナントIDの横にあるコピーアイコンをクリックして、クリップボードにコピーします。 |
Version 情報 | backendとUIの両方で使用しているThings Cloudのバージョン情報を表示します。 |
ユーザーは自身のアカウントの設定を複数変更することができます。
ユーザー インターフェイス言語は、以下の基準に従って、次の順序で選択されます。
UIは次の言語で使用できます。
言語 | 言語コード |
---|---|
英語 (デフォルト) | en |
ポルトガル語 | pt_BR |
フランス語 | fr |
ドイツ語 | de |
日本語 | ja_JP |
韓国語 | ko |
ポーランド語 | pl |
スペイン語 | es |
中国語 | zh_CN |
必ず、強力なパスワードを選んでください。
既定として、8文字以上のパスワードが必要です。強力なパスワードにするには、大文字、小文字、数字、記号のうち、3種類以上の文字を含める必要があります。
備考: 管理者は上記のパスワードルールを設定することができます。管理者があなたのアカウント設定にパスワードポリシーを強制している場合があり、強力なパスワードを選ぶか、あるいはパスワードを定期的に変更することを要求される場合があります。