コックピット
コックピットアプリケーションは、ビジネスの観点から見たIoTのアセットとデータの管理と監視のためのオプションが用意されています。
コックピットアプリケーションは、ビジネスの観点から見たIoTのアセットとデータの管理と監視のためのオプションが用意されています。
以下のセクションでは、コックピットアプリケーションのすべての機能について詳しく説明します。
このページの内容の概要については、以下をご覧ください。
セクション | 内容 |
---|---|
アセットの管理 | グループの作成 と デバイスのグループ割り当て で 階層 のアセットを整理。 |
データエクスプローラを使用したデータの可視化 | IoTデータをインタラクティブに調査、比較、可視化。 データエクスプローラ へアクセスして使用する方法、データエクスプローラへデータポイントの追加 をする方法、データポイントのプロパティをカスタマイズ する方法、表示の修正、ウィジェットとしてのデータエクスプローラ を保存する方法、データをエクスポート する方法。 |
ダッシュボードの操作 | ウィジェット を追加し、配置して 独自の分析ページと監視ページを作成、同じタイプのすべてのデバイス間でダッシュボードの共有。 |
ウィジェットコレクション | Things Cloudが提供するウィジェットコレクション内のさまざまなタイプの ウィジェット を使用し、必要に応じて設定。 |
アラームの操作 | 重大度とワークフローを使用してアセットを監視。コックピットアプリケーションでのアラーム操作とデバイス管理でのアラーム操作は同じなので、デバイス管理の アラームの操作 をご参照ください。 |
レポートの管理 | ダッシュボードのレイアウトに基づいて レポート を処理し、CSVまたはExcel形式の データのエクスポート用のレポート と エクスポートのスケジュール の作成。 |
データポイントライブラリの使用法 | デバイスの既定の設定("プロファイル")を管理し、データポイントライブラリ を使用して自動的に適用。 |
スマートルールの操作 | 入力データをリアルタイムで処理し、このデータに基づいてアクションを実行するための ビジネスルールの作成と管理 |
スマートルール コレクション | 事前定義された グローバルスマートルール を使用して、ジオフェンシング、閾値またはアラームのエスカレーションと通知 (Eメール) のルールを設定。各スマートルールとその設定可能パラメータについて詳しく説明します。 |
Things Cloudとそのアプリケーションの一般的側面について詳しく知りたい方は、ユーザーガイドをご参照ください。
コックピットアプリケーションのホーム画面は一般的なテナントのデータを表示するダッシュボードとなります。
ホームダッシュボードはテナントの全ユーザーが共有するページです。デフォルトでは、ホームダッシュボードには、歓迎メッセージ、アクティブなクリティカルアラーム、最近のアラーム、そして全オブジェクトの地図が表示されます。
ホームダッシュボードは、必要に応じて個別に編集および構築できます。ここに表示されているウィジェットを追加、削除、または変更できます。
ダッシュボードの編集の詳細についてはダッシュボードの操作をご覧ください。
ホームダッシュボードを元の内容へリセットするには、トップメニューバーの右端にあるもっと見るをクリックし、ダッシュボードを復元を選択します。
アセットは建物、機械、製造単位、車両などの一般的なビジネスオブジェクトを表わします。
アセットは階層形式で整理されます。 例えば、エネルギーモニタリングアプリケーションのアセット階層は以下のようになると考えられます。
アセット階層は以下の2種類のオブジェクトで構成されます。
グループ: 個々のデバイス、または他のグループをグループ化したものです。コックピットアプリケーションまたはデバイス管理アプリケーションで作成できます。
デバイス: アセット階層内にリンク付けされるデバイスを指します。コックピットアプリケーションでデバイスを使用する前に、Things Cloudに接続する必要があります。これはデバイス管理アプリケーションで行います。デバイスの接続方法については、デバイス管理セクションの デバイスの接続をご覧ください。
この例では、グループオブジェクトは建物のアセットを表しています。 デバイスオブジェクトは部屋のアセットを表します。 グループ名と階層は、ユーザーが個別に定義することができます。 階層には、地域レベル、都市レベル、街路レベル、建物レベル、フロアレベル、部屋レベルなど、複数のレベルを設定できます。 デバイスもさまざまな階層内に設定することができ、地域階層の一部にしたり、顧客階層の一部にすることができます。
アセット階層内でデバイスを配置するには、デバイスを個別のグループに「割り当て」なければなりません。 下記をご覧ください。
備考: コックピットアプリケーションでは単一のデバイスは管理されません。デバイス管理アプリケーションで管理されます。
Things Cloudは2種類のオブジェクト階層に対応しています。それは、デバイス階層とアセット階層です。
デバイス階層は、通信の視点からThings Cloudにデバイスがリンクされる状況を追跡します。 アセット階層は、M2Mデバイス経由での遠隔操作により監視および制御されているアセットを構造化します。 詳しくはコンセプトガイドの「Things Cloudのドメインモデル」をご覧ください。
コックピットアプリケーション内で、グループオブジェクトを作成し、デバイスを階層にリンクさせることにより、アセット階層を構築することができます。 アセット階層は、使用するIoTデバイスの種類で決まります。 多数のIoTデバイスが存在しますが、ごく一般的なのは以下の2種類になります。
次のセクションでは、コックピットアプリケーションでスマートデバイスとゲートウェイデバイスを使用する方法について説明します。
最初の例は、スマートデバイスをアセット階層にリンクする方法を示しています。
スマートデバイスはデバイス管理アプリケーションにおいて最上位デバイスとして表示されます。 コックピットアプリケーションでは上図の矢印が示す通り、スマートデバイスをグループに分けて整理することができます。
2番目の例は、コックピットアプリケーション上でゲートウェイデバイスを使用する方法を示しています。
ゲートウェイデバイスはデバイス管理アプリケーションにおいて最上位デバイスとして表示されます。付随するデバイス(たとえば、ModbusやKNXデバイス)は子デバイスとして表示されます。 これらの子デバイスを前述の通り、アセット階層内で整理することができます。
例からわかるように、デバイスはデバイス管理アプリケーションとコックピットアプリケーションでまったく異なる階層を持つことができます。 デバイス管理アプリケーション内ではすべての子デバイスがゲートウェイデバイスより下位になる一方、同じ子デバイスがコックピットアプリケーションでは2つの別々の建物内で整理されます。
コックピットアセット階層におけるオブジェクトのマッピングは仮想的な階層構造です。
例えば、Things Cloudプラットフォームの中でトラックの管理を行うとすると、それぞれのトラックはThings Cloudと接続している個別のトラッキングデバイスを介して表現されることになります。
建物マネジメントの場合、建物の中にあるセンサーのグループがThings Cloudプラットフォームと通信するグループとして建物を表すのが最も一般的です。
アセット階層では、Things Cloud は最上階層グループとサブグループ、いわゆるサブアセットを区別します。
ナビゲータでは、グループメニューの最上位に最上階層グループが表示されます。サブアセットは、最上階層のグループの下のナビゲータ、または特定のグループのサブアセットタブに表示されます。
アセット階層内でオブジェクトを選択すると、画面の右側に選択されたオブジェクトの詳細が表示されます。
ゲートウェイデバイスを追加しても、子デバイスは表示されません。 子デバイスを表示させるには、関連アセットに追加しなければなりません。 子階層に関連する詳細は、デバイス管理アプリケーションで表示および編集できます。
アセット階層内を下方に移動するには、ナビゲータを使用するか、またはサブアセットタブでオブジェクトを選択します。 アセット階層内で上方へ移動するには、アセット名の下のパンくずエントリを使用します。
オブジェクトタイプに応じて、オブジェクトごとにいくつかのタブを使用できます。
タブ | 説明 | 可用性 |
---|---|---|
情報 | オブジェクトに対して作成されたスマートルール のリストを表示します。 | グループ、デバイス |
アラーム | デバイスのアラームを表示します。アラームの詳細についてはデバイス管理のアラームの操作をご覧ください。 | デバイス |
サブアセット | グループのサブアセットを表示します。 | グループ |
データエクスプローラ | 子のすべてのデータポイントを表示します。詳細は、データエクスプローラをご覧ください。 | グループ、デバイス |
位置 | デバイスの現在置を表示します。 | デバイス |
オブジェクトに対して作成されたダッシュボードは、タブとしても追加されます。詳細は、ダッシュボードの操作をご覧ください。
さらに、アプリケーションがプラグインで拡張されている場合も、ここに追加のタブが表示されることがあります。 詳細については、プラグイン用ウェブSDKをご覧ください。
備考: グループは「0」デバイスでも作成できます。
既存アセットの子として新規グループを追加するには、サブアセットタブのグループを追加をクリックします。
デバイスをアセット階層に追加する前に、デバイスをThings Cloudに接続しなければなりません。 デバイス管理アプリケーションを使用してデバイスをプラットフォームに接続します。 詳細についてはデバイス管理をご覧ください。
デバイスをグループに割り当てるには、以下の手順に従ってください:
デバイスは、サブアセットタブにサブアセットとして表示されます。
ナビゲータから最上階層グループを削除するには、次の手順に従います。
別のグループのサブアセットタブからグループを削除するには、以下の手順に従います。
デバイスの割り当てを解除してもデバイス、サブデバイスまたは付随データは削除されません。 デバイスはそのアセット階層内から除外されるだけです。 同じグループまたは別のグループへ割り当てをし直すことができます。
データエクスプローラでは、データポイント(メジャーメントまたはセンサーデータなど)を視覚化できます。
すべてのアセットでも、特定のアセットでもデータエクスプローラを使用できます。
ナビゲーターのデータエクスプローラをクリックすると、すべてのアセットのすべてのデータポイントが表示されます。
特定のアセットへ移動し、データエクスプローラタブに切り替えて、この特定のアセットとそのサブアセットのすべてのデータポイントを表示します。
データエクスプローラの右側に、使用可能なデータポイントのリストが表示されます。デフォルトで、選択したデバイスまたはグループの最初の5つのデータ・ポイントが表示されます。データポイントの追加方法の詳細については、データポイントの追加をご覧ください。
左側の主要カードには、その可視化が表示されます。
データポイントのプロパティに基づいて可視化が生成されます。
データポイントのプロパティは、次のように事前に入力されます。
プロパティがカスタマイズされている場合は、その値が使用されます。詳細についてはデータポイントプロパティのカスタマイズをご覧ください。
データポイントライブラリに一致する定義がデータポイントにある場合、データポイントライブラリの値が使用されます。
データポイントライブラリには、一致するデータポイントエントリが複数存在する場合があります。この場合、最初のものが自動的に選択されます。この選択を上書きするには、該当するデータポイントのメニューアイコンをクリックし、ライブラリから[名前]をロードするを選択します。
一般的な画面の変更の詳細については、データエクスプローラの表示を変更をご覧ください。特定のデータポイントのプロパティのカスタマイズ方法の詳細については、データポイントプロパティのカスタマイズをご覧ください。
備考: データポイントは、インベントリロール権限に関係なく、テナントで認証されたすべてのユーザーに表示されます。
データエクスプローラで表示を変更するには、いくつかのプロパティを編集します。
時間範囲
表示される時間範囲を変更できます。デフォルトでは、過去1時間の値が表示されます。
X軸の時間範囲を変更するには
備考: 過去の時間範囲を設定すると、リアルタイム更新はオフになります。
集計
表示されているデータを集計して、より長い期間にわたる効率的な概要を得ることができます。
デフォルトで集計は「なし」に設定されています。この値はトップメニューバーの集計フィールドで変更できます。選択可能な値は、選択した時間範囲に応じて「1分前」、「1時間前」、「前日」となります。
リアルタイム更新
リアルタイム更新はデフォルトで有効になっています。接続されているデバイスからシステムに新しいデータが流入すると、表示されているデータが更新されます。
リアルタイム更新のオン/オフを切り替えるには、トップメニューバーのリアルタイムをクリックします。緑色のライトは、リアルタイム更新が有効であることを示します。
データポイントの表示
データポイントごとに、データポイント名の左にあるスライダを使用して表示/非表示を切り替えることができます。
データエクスプローラにデータポイントを追加するには、データポイントカードの下部のデータポイントを追加をクリックします。
ウィンドウの上部で、アセット階層からデバイスを選択します。 ナビゲータで選択したオブジェクトの下にあるアセット階層のみが表示されます。 ナビゲータで「データエクスプローラ」を選択した場合、すべてのアセット階層が表示されます。
ウィンドウの下部に、選択したオブジェクトのデータポイントがすべて表示されます。 データエクスプローラに表示させたいデータポイントを選択します。 追加をクリックすると、選択したデータポイントがすべてデータポイント一覧に追加されます。
データポイントをデータポイントライブラリに保存するには、データポイントのメニューアイコンをクリックし、メニューからライブラリに保存を選択します。
データポイントライブラリの詳細については、データポイントライブラリをご覧ください。
データポイントリストからデータポイントを削除するには、メニューアイコンをクリックして、リストから削除を選択します。
特定のデータポイントの表示を好みに合わせてカスタマイズできます。これを行うには、データポイントリストのデータポイントエントリを展開します。
次のフィールドは変更可能です:
フィールド | 説明 |
---|---|
ラベル | データポイントを識別するためにY軸に表示されるデータポイントの名前。ラベルの下にターゲットが表示され、アセットの名前とデータポイントの内部名(メジャーメントフラグメントとシリーズ)が表示されます。この情報は編集できません。 |
単位 | Y軸で使用される単位。 |
最小/最大 | Y軸に表示される範囲。 |
ターゲット | 現在、対象の値は図表に表示されません。この値は「データポイントリスト」ウィジェットで使用されます。 |
注意範囲 最小/最大 | 閾値のルールでマイナーアラームが発生する範囲を定義します。 |
障害範囲 最小/最大 | 閾値のルールでクリティカルアラームが発生する範囲を定義します。 |
表示する | データの集計時に表示される値です。「最小値」、「最大値」、「最大と最小」のいずれかになります。 |
チャートタイプ | 画面に表示するグラフの種類です。「線」、「ポイント」、「線と点」、「バー」、「次の前のステップ」(ステップ関数のように、垂直部分と水平部分を交互に繰り返すこと)、「次の後のステップ」(水平セグメントと垂直セグメントの交互)のいずれかです。既定値は「線」です。 |
Y軸 | Y軸の表示位置を定義します。「自動」、「左」、「右」のいずれかです。既定値は「自動」です。 |
データポイントのプロパティをカスタマイズした後、変更した設定をデータポイントライブラリに保存できます。メニューアイコンをクリックし、ライブラリの [名称] を更新を選択します。
データポイントライブラリに格納されているプロパティからデータポイントに戻るには、[名称]をライブラリからロードを選択します。
既定では、最初のデータポイントは左のY軸に配置され、残りのデータポイントは右側に配置されます。これは、特定のデータポイントの「Y軸」の値を修正する(「左」または「右」に変更。上記参照)ことで変更できます。
各データポイントは、次の条件が満たされないかぎり、それぞれのY軸に表示されます。
この場合、両方のデータポイントは同じY軸を共有します。このY軸は、単位(異なる場合は複数の単位)のみを示します。ラベルは表示されません。
データポイントの他に、アラームやイベントをデータエクスプローラに追加することができます。
アラーム/イベントカードで、アラーム/イベントを追加をクリックし、アラームまたはイベントを追加します。
次のウィンドウで、最近のアラームとイベントの一覧から目的のアラームまたはイベントを選択します。追加をクリックして、選択したのものを追加します。
プロパティを変更するには、イベントを展開します。
メニューアイコンをクリックし、メニューから削除を選択してリストからエントリを削除します。
データポイントと同様に、スライダを動かすことでデータエクスプローラのアラーム/イベントの表示/非表示を切り替えることができます。
データエクスプローラの現在の設定を後ほど使用するために保持したい場合は、ウィジェットとして保存します。
ダッシュボードにウィジェットとして送信
特定のアセットのデータエクスプローラからウィジェットを作成するには、トップメニューバーのもっと見るをクリックし、ダッシュボードにウィジェットとして送信を選択します。
次のウィンドウで、現在のオブジェクトで使用可能なダッシュボードの1つを選択し、選択をクリックして、選択したダッシュボードへデータエクスプローラをウィジェットとして追加します。
備考: この機能を使用するには、まずダッシュボードを作成する必要があります。ダッシュボードの詳細についてはダッシュボードの操作をご覧ください。
レポートにウィジェットとして送信
ナビゲータのデータエクスプローラからウィジェットを作成するには、トップメニューバーからもっと見るをクリックし、レポートにウィジェットとして送信を選択します。
次のウィンドウで、使用可能なレポートのいずれかを選択し、選択をクリックして、選択したレポートへデータエクスプローラをウィジェットとして追加します。
備考: この機能を使用するには、最初にレポートを作成する必要があります。レポートの詳細については、レポートの管理とエクスポートをご覧ください。
メジャーメントデータをcsvファイルまたはxlsxファイル形式でダウンロードすることができます。 エクスポートされるメジャーメントデータは以下の情報をカラムに分割して表示します。
メジャーメントデータをエクスポートするには、トップメニューバーのもっと見るをクリックし、必要に応じてCSVでダウンロードまたはExcelでダウンロードを選択します。
次のウィンドウで示すように、ダウンロードが生成されます。この処理は、データエクスプローラに追加されたデータポイント数に応じて時間がかかる場合があります。ロードが完了したら、ダウンロードをクリックします。
ダッシュボードでは「ウィジェット」を使用して、あなたのデータの可視化をカスタマイズできます。 ウィジェットは地図、画像、グラフ、表や他の図式表現でデータを表示します。
Things Cloudでは既製のウィジェットを多数用意しています。詳しくはウィジェットコレクションをご覧ください。独自のウィジェットを開発し、あなたのThings Cloudアカウントに加えることもできます。 詳しくはWeb 開発者ガイドをご覧ください。
ナビゲータで、ダッシュボードを作成するグループまたはデバイスを選択します。
トップバーのプラスボタンをクリックし、ダッシュボードの追加を選択します。
ダッシュボードを作成するウィンドウが開きます。
タブでは、次の情報を入力します。
レイアウトでは、ダッシュボードのテーマ(「淡色」、「暗色」、「透明」、「テーマカラー」のいずれか)とウィジェットの既定ヘッダースタイル(「通常」、「境界線」、「重ね配置」、「非表示」のいずれか)を選択できます。また、ウィジェットの既定マージンの値 (既定値は12px) を変更することもできます。
「可能な場合はウィジェット タイトルを翻訳してください」のオプションを選択した場合、言語表示が変更される度にウィジェットのタイトルが該当の言語に翻訳されます。
備考: ウィジェットのタイトルは、有効な翻訳が利用可能な場合にのみ翻訳されます。
右側の「プレビュー」セクションに、選択したレイアウト設定のプレビューがすぐに表示され、選択内容が表示されます。
保存をクリックして、ダッシュボードを作成して開きます。
ダッシュボードにはまだウィジェットがないので、代わりにウィジェットを追加のボタンが表示されます。
ウィジェットを追加のボタン(ダッシュボードが空の場合に表示)、あるいはトップメニューバーのウィジェットを追加をクリックします。
[ウィジェットの追加]ウィンドウで、ウィジェットタイプを選択します。
次に、ウィジェットを構成します。 選択したウィジェットタイプに応じて、構成でさまざまなパラメーターを指定できます。 すべてのウィジェットの詳細については、ウィジェットコレクションをご覧ください。
[外観]タブでは、ダッシュボードのレイアウトを指定するように、ウィジェットのコンテンツとヘッダーのスタイルを個別にカスタマイズできます。
ウィジェットはダッシュボード上で並べ替えることができます。ウィジェットをドラッグアンドドロップすると、別の位置に移動できます。
ウィジェットの右下隅にある矢印をドラッグすれば、ウィジェットのサイズを変更できます。
ダッシュボード上のウィジェットのプロパティを編集するには、ウィジェットの右上隅にある歯車のアイコンをクリックし、メニューから編集を選択します。
ダッシュボードからウィジェットを削除するには、ウィジェットの右上隅にある歯車のアイコンをクリックし、メニューから削除を選択します。
ウィジェットを変更できるのは、ダッシュボードのロックが解除されている場合のみです。ダッシュボードをロック/ロック解除するには、トップメニューバーの錠アイコンが表示されたスライダを使用します。
備考: スマートフォンやタブレットなどのタッチデバイスでは、一部の機能がサポートされない場合があります。
特定のタイプのデバイス用にダッシュボードを作成し、それと同じタイプのすべてのデバイスと共有できます。ただし、デバイスにタイププロパティが設定されている必要があります。
これを行うには、「[タイプ名]タイプのすべてのデバイスにダッシュボードを適用」オプションを選択します([タイプ名]は、選択されたデバイスのタイプに置き換えられます)。
対応するメッセージがエディタに表示されます。
このダッシュボードに対する変更は、すべてのダッシュボードインスタンスに自動的に適用されます。
備考: ダッシュボードに追加できるのは、デバイス自体のウィジェットとデータだけです。子デバイスの構造がデバイスごとに異なる可能性があるため、子デバイスからデータを追加することはできません。
ダッシュボードを編集するには、トップメニューバーの編集をクリックします。
ダッシュボードエディタが開きます。各フィールドの詳細については、ダッシュボードの作成をご覧ください。
ダッシュボードをコピーする際の代替手段として「タイプ別ダッシュボード」アプローチもあります。「タイプ別ダッシュボード」アプローチでは、ダッシュボードを1つのオブジェクトから、同じタイプの 全 オブジェクトにコピーできます。 ダッシュボードの共有を参照してください。
ウィジェットからダッシュボードを削除するには、トップメニューバーの右上にあるもっと見るをクリックし、「ダッシュボードを削除」を選択します。
コックピットアプリケーションには事前に定義されたウィジェットタイプが含まれています。ウィジェットタイプごとに、構成するパラメータと表示するデータが異なります。
次のセクションでは、使用可能なウィジェットタイプとその構成プロパティをアルファベット順に説明します。
「アラームリスト」ウィジェットは、オブジェクト、アラームの重大度、およびアラームのステータスでフィルタされたアラームの一覧を表示します。各アラームに表示される情報については、デバイス管理の デバイス管理 > アラームの操作をご覧ください。
設定パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
タイトル | ウィジェットのタイトル。既定では、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。 |
対象のアセットもしくはデバイス | 値を求めなければならないグループまたはデバイス、オプションのHTML式を選択します。 |
ステータス | 指定したアラームステータスのアラームが発生したデバイスのみを表示します。 |
タイプ | 指定したタイプのアラームだけを表示します。詳細は、アラームを1回クリックすると表示されます。 |
アラーム重大度 | 指定した重大度のアラームだけを表示します。 |
並び順 | アラームは、アクティブなステータス順(続いて重大度順、時間順(既定))または重大度順(続いて時間順)で並べ替えることができます。 |
「すべてのクリティカルアラーム」ウィジェットは、クリティカル状態のアラームが発生しているすべてのオブジェクトを表示します。設定すべき追加パラメータはありません。
アラーム内容の詳細は、デバイス管理 > アラームの操作をご覧ください。
「アプリケーション」ウィジェットには、利用可能なすべてのアプリケーションへのリンクの一覧が表示されます。タイトル以外で設定すべき追加パラメータはありません。
アプリケーションの詳細については、 管理 > アプリケーション管理をご覧ください。
「アセットプロパティ」ウィジェットは、現在のオブジェクトの属性のユーザー定義リストを表示します。オブジェクトとはデバイスまたはグループです。
設定パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
タイトル | ウィジェットのタイトル。既定では、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。 |
対象のアセットもしくはデバイス | グループまたはデバイスを選択してください。 |
プロパティ | プロパティのリスト。「アセットテーブル」ウィジェットをご覧ください。 |
備考: このウィジェットは、空でないプロパティのみを表示します。
「アセットテーブル」ウィジェットは、テーブル内のすべての子デバイスの詳細を表示します。これは非常に強力なウィジェットで、選択したオブジェクトのプロパティをテーブルに配置できます。
設定パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
タイトル | ウィジェットのタイトル。既定では、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。 |
対象のアセットもしくはデバイス | 全ての子デバイスを表示したいオブジェクトを選択してください。これは通常、グループオブジェクトになります。 |
プロパティ | オブジェクトのプロパティまたはアクションを選択して、テーブルの列として表示します。 |
例
次のスクリーンショットでは、5つの列が構成されています。「ID」、「作成日時」、「名前」の列はプロパティの「id」、「creationTime」、「name」をそれぞれ参照します。さらに、メンテナンスモードの切り替えとデバイスの再起動という2つのアクションがあります。
結果のテーブルは次のように表示されます。
プロパティを追加するには、+プロパティを追加をクリックし、追加するプロパティを1つまたは複数選択します。
備考: プロパティの「アクティブなアラームステータス」は、アクティブなアラームをアイコンとしてテーブルに表示します。このプロパティを選択した場合は、列一覧で「アクティブなアラームステータス」というレンダラーも設定する必要があります。
備考: このウィンドウでは、シェルコマンドに対応する最初のデバイスの定義済みシェルコマンドが表示されます。該当デバイスがない場合、一覧は空になります。詳細は、デバイス管理 > シェルコマンドをご覧ください
デバイスに送信される操作をJSON形式で入力することもできます。サポートされた操作の詳細については、そのデバイスのベンダーにお問い合わせください。
列のヘッダーを編集するには、「ラベル」列の値をクリックしてラベルを編集します。
列を並べ替えるには、行の一番左にあるアイコンをクリックし、エントリごとドラッグアンドドロップします。
プロパティまたはアクションを削除するには、それぞれの行にカーソルを合わせ、右側の削除をクリックします。
「データポイントグラフ」ウィジェットは、グラフにデータポイント(メジャーメント)を表示します。表示方法はユーザーガイド > コックピット > データエクスプローラと同じです。
「データポイントグラフ」ウィジェットを作成する最も簡単な方法は、データエクスプローラに移動して、トップメニューバーのもっと見るボタンをクリックし、ダッシュボードにウィジェットとして送信を選択します。
設定するパラメータの詳細については、データエクスプローラをご覧ください。
「データポイントリスト」ウィジェットは、現在の値とデータポイントプロパティを持つデータポイント(メジャーメント)を各行に表示します。
設定パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
タイトル | ウィジェットのタイトル。既定では、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。 |
データポイント | 使用可能なデータポイントの一覧を表示します。少なくとも1つのデータポイントを有効にする必要があります。データポイントを追加をクリックし、一覧にデータポイントを追加します。 データポイントの追加方法の詳細については、データエクスプローラー > データポイントの追加 をご覧ください。 |
カラム表示・非表示 | 表示する列を選択してください。 ラベル: データポイントのラベル。詳細は、データエクスプローラ をご覧ください。 ターゲット: 目標値。データエクスプローラ または データポイントライブラリ で設定できます。 現在値: 現在の値。 差分: 現在値と目標値の絶対差分。 差分 %: 現在の値と目標値の差分の割合。 アセット: データポイントのデバイス名またはグループ名。 |
「データポイントテーブル」ウィジェットの構成設定は「データポイントグラフ」ウィジェットとほぼ同じですが、データポイントテーブルでは、データを折れ線グラフではなく表形式で表示します。
「データポイントテーブル」ウィジェットは選択されたデータポイント、時間間隔および集計に基づいてデータを表示します。
範囲外の値は黄色と赤色の範囲の構成を基に、表内で強調されます。
「イベントリスト」ウィジェットでは、選択したデバイスのイベントを監視できます。
さらに、特定の日付範囲を設定し、イベントをリアルタイムで監視することもできます。
「フィールドバスデバイス」ウィジェットでは、modbusデバイスのステータスを表示して操作することができます。
「フィールドバスデバイス」ウィジェットの詳細については、オプションサービス > Cloud Fieldbus > Fieldbusデバイスウィジェットを使用したデバイスステータスの監視をご覧ください。
「ヘルプとサービス」ウィジェットは、ヘルプおよびサービスリソースへのリンクが表示されます。設定すべき追加パラメータはありません。
「イメージ」ウィジェットを使用すると、ファイルシステム上にある単一の画像を参照し、表示ができます。設定すべき追加パラメータはありません。
「情報ゲージ」ウィジェットは、一つのデータポイントを放射状ゲージという形で表示し、複数のデータポイントをラベルとして表示します。
ゲージ用に1つのデータポイントを選択し、左側にラベル付きで表示される複数のデータポイントを選択できます。
「情報ゲージ」ウィジェットを作成するには、少なくとも1つのデータポイントをそれぞれ有効にする必要があります。
「HTML」ウィジェットは、ユーザーが定義したコンテンツを表示します。 HTMLを使用してコンテンツをフォーマットできます。
設定パラメータ
対象となるアセットもしくはデバイス: オプションのHTML表現を使用するオブジェクトを選択します。
HTML コード
HTMLコンテンツで使用可能な変数:
{{devicesCount}}: デバイス総数
{{usersCount}}: ユーザー総数
{{deviceGroupsCount}}: グループ総数
{{device.name}}: デバイス名
{{device.property}}: 上記より汎用的な形態。デバイスのどのプロパティにも対処できます。
{{device.c8y_Hardware.model}}: デバイスの型式
{{device.fragment.property}}: 上記より汎用的な形態。デバイスのどのフラグメントのプロパティにも対処できます。
「デバイス」とは、ウィジェットの設定パラメータにおいて選択された対象デバイスを指します。
「fragment.property」は各デバイスのプロパティを指します。 利用可能なプロパティ名について詳しく知りたい場合、「アセットプロパティ」ウィジェットまたは「アセット表」ウィジェットを使用し、ウィジェット構成設定メニューの「+ プロパティを追加」をクリックします。 サポート対象プロパティの表が表示されます。「プロパティ」列から値をコピーして貼り付けることができます。これらのウィジェットで新しく生成されたプロパティはHTMLウィジェットでは使用できません。
「リニアゲージ」ウィジェットは、データポイントをリニアゲージの形で表示します。最小および最大ターゲット値もゲージに表示されます。
備考: ラベルが正しく読み取れない場合は、データポイントの最小値や最大値を増やして、ラベルを読み取り可能な範囲に移動してください。
「リニアゲージ」ウィジェットを作成するには、少なくとも1つのデータポイントを有効にする必要があります。
「地図」ウィジェットは、デバイスまたはグループのすべてのデバイスの位置を表示します。
マップをドラッグして移動したり、プラスとマイナスボタンを使用して拡大/縮小することができます。
デバイスを表わすアイコンは色コードで区別されます。 使用する色は以下のルールに基づいています。
デバイスアイコンをクリックすると、以下の情報と併せてポップアップが表示されます。
設定パラメータ
対象となるアセットもしくはデバイス: グループを選択すると、グループに含まれる(ただし、サブグループには含まれていない)全てのデバイスが表示されます。
備考: 対象となるデバイスがいずれも位置が不明の場合、ウィジェットは世界地図を表示し、アイコンは付帯しません。
「メッセージ送信」ウィジェットはメッセージをデバイスに送信します。 デバイス自体における挙動はデバイス次第で変わります。 このタイプのオペレーションに対応するデバイスについてのみ使用できます。
「円グラフ」ウィジェットは、円グラフとして現在の値を持つデータポイント(メジャーメント)を表示します。
設定パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
タイトル | ウィジェットのタイトル。既定では、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。 |
円グラフオプション | 円グラフ上に、ツールチップ、パーセンテージ、凡例、をそれぞれ表示するかどうか選択できます。 |
データポイント | 使用可能なデータポイントの一覧を表示します。 少なくとも1つのデータポイントを有効にする必要があります。データポイントを追加をクリックして、一覧にデータポイントを追加します。 データポイントの追加方法の詳細については、データポイントを追加 をご覧ください。 |
「クイックリンク」ウィジェットは、関連する操作へのクイックリンクをいくつか表示します。設定すべき追加パラメータはありません。
「放射状ゲージ」ウィジェットは、データポイントを放射状ゲージの形式で表示します。
「放射状ゲージ」ウィジェットを作成するには、少なくとも1つのデータポイントを有効にする必要があります。
「最近のアラーム」ウィジェットは、すべての重大度のアラームを時間で選別して表示します。設定すべき追加パラメータはありません。
アラーム内容の詳細は、デバイス管理 > アラームの操作をご覧ください。
「リレーアレイ制御」ウィジェットでは、リレーの配列内でリレーのオン/オフを個別に切り替えることができます。このタイプの操作に対応するデバイスでのみ使用できます。
「リレー制御」ウィジェットでは、デバイスリレーのオン/オフを切り替えることができます。このタイプの操作に対応するデバイスでのみ使用できます。
「SCADA」ウィジェットは、デバイスのステータスを画像表示します。
「SCADA」ウィジェットの詳細については、 SCADA ウィジェットの使用による状態監視をご覧ください。
備考: 悪意のあるコードを削除するために、すべてのSVGファイルはサニタイズされます。
「サイロ」ウィジェットは、サイロとして現在の値を持つデータポイント(メジャーメント)を表示します。
設定パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
タイトル | ウィジェットのタイトル。既定では、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。 |
データポイント | 使用可能なデータポイントの一覧を表示します。 少なくとも1つのデータポイントを有効にする必要があります。 データポイントを追加をクリックして、一覧にデータポイントを追加します。 データポイントの追加方法の詳細については データポイントの追加 をご覧ください。 |
「信号機」ウィジェットはデバイスの状態を信号機として表示します。
設定パラメータ
フィールド | 説明 |
---|---|
タイトル | ウィジェットのタイトル。既定では、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。 |
対象のアセットもしくはデバイス | 表示するグループまたはデバイスを選択してください。 |
状態マッピング | 各信号のプロパティを選択してください。該当する信号を点滅させるには、プロパティの値が、true、1、空でない文字列、null以外の数値、のいずれかである必要があります。 |
ダッシュボードレポートを使用すると、アプリケーション、アラーム、アセット、イベント、およびその他の多くのウィジェットを追跡できます。
ダッシュボードレポートは、アセットの階層に関係なく、グローバルダッシュボードページとなります。
既存のすべてのレポートを閲覧するには、ナビゲータでレポートメニューを展開します。
ナビゲータでレポートをクリックして開きます。
次にウィジェットを作成されたレポートに追加することができます。
ダッシュボードのウィジェット同様、レポートにもウィジェットを追加することができます。
使用可能なすべてのウィジェットタイプの詳細については、ウィジェットコレクションをご覧ください。
エクスポート機能を使用すると、特定のデータをCSVまたはExcelファイルにエクスポートできます。
この機能を使用すると、テナント全体のデータを要求できます。さらに、特定のデバイス、時間範囲、フィールドなどのフィルタをかけることができます。エクスポートデータには、指定したすべてのフィルタと有効なフィールドに関する情報が含まれます。
備考: 単一ファイルにエクスポートできるドキュメントの最大数は100万です。定義されたフィルタのドキュメント数がこの制限を超える場合、最初の100万ドキュメントのみが取得されます。
すべてのエクスポートを表示するには、レポートメニューのエクスポートをクリックします。
エクスポートページには、今までエクスポートした全てのレポート名および時間範囲が一覧として表示されます。
トップメニューバーのエクスポートを追加をクリックします。
エクスポートするレポート名を入力し、出力ファイルの種類(CSVまたはxlsx)を選択します。
フィルタ
フィルタセクションでは、フィルタを選択して特定のオブジェクトまたは時間範囲のデータを要求することができます。
特定のオブジェクトをフィルタリングするには、検索フィールドに名前またはプロパティ値を入力し、検索アイコンをクリックします。一致するすべてのデバイスまたはグループが、値フィールドの下に表示されます。オブジェクトをクリックして選択します(緑色で強調表示)。
備考: グループを選択すると、直接の子デバイスのデータが含まれます。 ただし、エクスポートにはサブグループ(間接の子)のデバイスのデータは含まれません。
期間フィルターは、特定の時間範囲のデータをフィルタできます。ドロップダウンフィールドから時間範囲を選択します。「直近1年」、「直近1ヶ月間」、「直近1週間」のいずれか、または「カスタム」を選択し、追加フィールドにカスタムの開始/終了範囲を入力します。
エクスポートするオブジェクトおよび期間チェックボックスを選択して、それぞれのフィルターを有効にします。
フィールド
オブジェクトおよび時間範囲のフィルタとは別に、特定のフィールドでデータをフィルタできます。
フィールドを有効化/無効化するには、スライダをご利用ください。
備考: 時間範囲が選択できるフィルタは、アラーム、イベント、計測値にのみ適用され、管理対象オブジェクトには適用されません。管理対象オブジェクトを選択すると、指定した時間範囲に関係なくエクスポートに表示されます。
フィールドを有効にすると、定義済みまたは空のプロパティを追加できます。
追加をクリックして、空のプロパティを追加します。ラベルまたはパスを入力するには、列またはパスをクリックしてフィールドを編集します。たとえば、アラームフィールドを有効にすると、列およびパスに「重大度」と入力して、アラーム重大度のデータを受信できます。
定義済みを追加をクリックして、定義済みのプロパティを追加します。リストから目的のプロパティを選択し、選択をクリックします。上部の検索フィールドを利用して、特定のプロパティを検索することもできます。
「定義済みを追加」リストからのフィールドではなく、カスタムプロパティとして定義されたフィールドが少なくとも1つある場合、エクスポートに表示するために少なくとも1つのカスタム値のプロパティを設定する必要があります。
例: たとえば、エクスポートに、時間範囲、デバイス名、タイプ、c8y_SpeedMeasurement.speed.value の4つのフィールドが定義されているとします。最初の3つは定義済みプロパティで、最後の1つはカスタムプロパティです。エクスポートする計測値にカスタムプロパティc8y_SpeedMeasurement.speed.value がない場合、エクスポートファイルには表示されません。
フィールドが valid.key.with.dot の場合、パス内で [‘fragment.key.with.dot’] として参照します。 例: [‘fragment.key.with.dot’].series.value
「計測値」が有効な場合は、データポイントの追加を選択することもできます。データポイントの追加方法の詳細については、データポイントの追加をご覧ください。
CSVまたはExcelファイルへのエクスポートを任意の時間に設定するには、それぞれのエクスポートを開き、スケジュールの追加をクリックします。
次のウィンドウでは、次の情報を入力して、予定した時間にEメールでエクスポートを受信します。
1 - 頻度
ドロップダウンリストからエクスポートを送信する間隔 (時、日、週、月、年) を選択します。 選択した頻度に応じて、追加のタイミング情報を指定します。 たとえば、「月」を選択した場合は、日、時、分を指定します。
備考: スケジュール間隔は協定世界時(UTC)で提供する必要があります。
2 - Eメールを送信
電子メール情報を入力します。
送信フィールドに、受信者の電子メールアドレスを入力します。このフィールドは必須です。オプションで、コピー(CC)またはブラインドコピー(BCC)を送信するための電子メールアドレスを指定できます。 複数の受信者を入力するには、区切り文字としてカンマを使用します。
必要に応じて、返信用の送信者のメールアドレスを追加します。
電子メールの件名を指定します。このフィールドはあらかじめ入力されていますが、変更することができます。
電子メールに記載されるメッセージ本文を入力します。利用可能なプレースホルダーは、{host}、{binaryId}です。デフォルト値は「エクスポートされたデータを含むファイルは、{host}/inventory/binaries/{binaryId}からダウンロードできます。」です。
備考: 対応する電子メールはコンテンツタイプとして「text / html」で送信されることに注意します。
作成をクリックして、新しいエクスポートスケジュールを作成します。
エクスポートスケジュールは、エクスポートの詳細に追加されます。
CSVまたはxlsxファイルにデータをエクスポートするには、リストの各行の前の前にあるチェックボックスを選択して、トップメニューバーの左側にあるエクスポートをクリックします。
各ファイルへのリンクが記載された電子メールが届きます。
文書の標準時刻のプロパティ(例えばアラームのtimeまたはcreationTime)は、ISO-8601で定義されている日付と時刻の形式に従ってXLSXファイルとCSVファイルにエクスポートされます。
それぞれの行をクリックするか、行の右端にあるメニューアイコンをクリックし、編集をクリックします。
フィールドの詳細についてはエクスポートの追加をご覧ください。
行の右端にあるメニューアイコンをクリックし、削除をクリックします。
データポイントライブラリは、データポイントプロパティの既定値を持つデータポイントのコレクションを提供します。
データポイントプロパティは、文書作成アプリケーションにおける「段落書式」に似ています。 各段落を個別に書式設定する必要はありません。代わりに、既定の書式を定義して、文書内の段落に適用します。
データポイントライブラリは、データポイントに対して同じ機能を提供します。 さまざまなデバイスからあなたのデータポイントへ容易に適用できる、多数のデフォルトデータポイント「テンプレート」が提供されます。
コックピットアプリケーションはどのようにデータポイントライブラリを使用するのでしょう? 色またはラベルなど、データポイントについてのデフォルトの可視化を判断するため、コックピットはデータポイントライブラリを検索し、一致するエントリを探します。 データポイントライブラリ内のフラグメントとシリーズの値がメジャーメントと一致すると、エントリは「一致する」と見なされます。 一致するエントリが見つかれば、該当するデータポイントプロパティがデフォルトの可視化に使用されます。
加えて、データポイントライブラリのプロパティは閾値ビジネスルールにも使われます。 データポイントライブラリで構成設定された赤色と黄色の値は、アラームを発動する閾値ルールによって使用されます。
データポイントライブラリを開くには、ナビゲータの構成メニューで データポイントライブラリ をクリックします。
使用可能なデータポイントのリストが開きます。データポイントごとに、次の情報がリストに表示されます。
フィールド | 説明 |
---|---|
色 | データポイント表示の色 |
ラベル | データポイントを識別するラベル |
フラグメント | フラグメントの名前 |
シリーズ | シリーズの名前 |
単位 | メジャーメントに使用する単位 |
ターゲット | 目標値 |
最小 | Y軸に表示される最小値 |
最大 | Y軸に表示される最大値 |
黄色の範囲 | 黄色の範囲の最小値/最大値(マイナーアラーム) |
赤の範囲 | 赤色の範囲の最小値/最大値(クリティカルアラーム) |
リスト内のそれぞれのエントリをクリックするか、エントリの右側にあるメニューアイコンをクリックし、編集をクリックします。
エントリの右側にあるメニューアイコンをクリックし、削除をクリックします。
Things Cloudにはデータをリアルタイムで分析し、データに基づくアクションを実行するための、ルールエンジンが含まれます。 これらのルールはスクリプト記述言語で指定され、管理アプリケーションで管理されます。
コックピットアプリケーションには、簡単にルールを作成するために、テンプレート(スマートルールテンプレート)からルールを作成できるスマートルールビルダーを備えています。
備考: テナントがスマートルールアプリケーションを登録している場合にのみ、スマートルールが表示されます。スマートルールを管理するためには、ユーザーはインベントリの作成権限とスマートルールの権限またはCEP管理の権限が必要です。
スマートルールはパラメータ化され、パラメータには2通りのソースがあります。
ルールパラメータ は、スマートルールをテンプレートから作成する場合にユーザーから提供されます。 例としてメールアドレスやアラームテキストが挙げられます。
オブジェクトパラメータ はグループまたはデバイスに保存されます。 これらのパラメータはスマートルール作成後でも編集可能です。 例として閾値の最小値と最大値が挙げられます。
スマートルールは以下で確認できます。
デバイスまたはグループの情報タブ
構成メニューのグローバルスマートルール画面
スマートルールには二つの種類があります:
スマートルールのページではグローバルスマートルールのみが表示されます。
ローカルな文脈のなかで(グループまたはデバイス)該当する権限がない場合はローカルスマートルールのみが表示されます。該当権限を持てば、ローカルとグローバル、両方のスマートルールが表示されます。 グローバルスマートルールを表示するのに必要な権限は以下になります:
スマートルールは、ナビゲータの構成の下にあるグローバルスマートルールページ、またはグループ/デバイスの情報タブで作成できます。
新しいルールが「有効」に設定され、特定のオブジェクトに対して有効になっていない場合でも、そのルールはすべてのデバイスとグループに対して有効になります。特定のオブジェクトについてスマートルールを無効化する方法については次のセクションをご覧ください。
スマートルールは複数回インスタンス化できます。
グループに対してスマートルールを作成する際、そのとき登録されているデバイスを含めるかどうかを選ぶことができます。 なお、グループのスマートルールを作成した後にデバイス追加された場合、そのデバイスは初期状態 対象外 として登録されます。対象とする場合、グループのスマートルールに対し、対象デバイスとして明示的に含める操作が必要です。
単一のスマートルールを単一のオブジェクト(グループまたはデバイス)について有効化(スイッチオン)および無効化(スイッチオフ)することができます。 例えば、あるデバイスが過剰に多数の閾値アラームを発した場合、この単一のオブジェクトについてルールを無効化することができます。 このルールは他のすべてのオブジェクトについては引き続き有効です。
グループまたはデバイスのスマートルールを有効化または無効化するには、情報タブを開き、該当のルールのスライダをクリックしてください。
エントリの右端にあるメニューアイコンをクリックし、編集をクリックします。
フィールドについての詳細はスマートルールの作成をご覧ください。
エントリの右端にあるメニューアイコンをクリックし、削除をクリックします。
デバッグを容易にするために、スマートルールから対応するイベント処理モジュールへの直接リンクがあります。
エントリの右端にあるメニューアイコンをクリックし、検査をクリックしてこのリンクを使用します。
閾値ルールを定義するには次の手順に従います。
ルールは自動的に有効となり、アラームが発生すると表示されます。
スマートルールはプラットフォーム内に新規データ項目を作成することができます。例えば、閾値ルールは新規アラームを作成します。これらの新規データは、例えば、「アラーム発生時メール送信」ルールなどのように、別のスマートルールによってさらに取り扱うことができます。
このメカニズムを使用して、連鎖型のスマートルールを作成することができます。
備考: 連鎖型のスマートルールを作成する際は、データの過剰負荷を避けるため、ルールにより出力されるデータ量を把握する必要があります。
Things Cloudでは事前設定されたグローバルスマートルールが使用できます。
グローバルスマートルールは種類ごとに、構成するパラメータが異なります。
以下では、使用可能なタイプとその構成プロパティについてそれぞれ説明します。
機能
アラームが発生すると、電子メールが送信されます。
情報: 対応するメールは、コンテンツタイプとして「text/html」指定で送信されます。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | アラームマッチング時 | ルールをトリガーするアラームのタイプです。リスト内にこれらのタイプのいずれかを持つアラームが作成されると、ルールがトリガーされます。 |
3 | Eメールの送信 | 「送信 / 送信先(CC) / 送信先(BCC)」:電子メールの送信先メールアドレスです。複数のアドレスをカンマで区切ることができます(「,」、スペースを使用しないでください!)。 「返信先」: メッセージへの返信に使用されるアドレス。 「件名」:電子メールの件名。#{source.name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、以下の「スマートルール変数」で一覧表記されています。 「メッセージ」:電子メールのテキスト。#{source.name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、以下の「スマートルール変数」に一覧表記されています。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
トラブルシューティング
アラームが、どこかから複製されたのではなく、生成されたものであることを確認します。
デバイスがメンテナンスモードであることを確認します。こうすれば、抑制ポリシーにより新しいアラームは生成されません。
アラームの重大度を変更するアラームマッピングルールを設定している場合(管理 > アラームマッピングをご覧ください)、アラームの重大度が予想と異なることがあります。
スパムメールフォルダを確認してください。
機能
アラームが一定時間有効になっていると、重大度が上がります。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | アラームマッチング時 | ルールをトリガーするアラームのタイプです。リスト内にこれらのタイプのいずれかを持つアラームが作成されると、ルールがトリガーされます。 |
3 | アラーム重大度を上げる | 継続時間、重大度を上げる前にアラームを有効にする必要があります。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
説明
設定されたタイプのアラームが発生すると、アラームの有効時間の監視が開始されます。
指定した継続時間が経過してもアラームが有効な場合は、重大度が1レベル(マイナーからメジャーなど)上がります。
アラームがクリティカル状態に達すると、それ以上のアクションができなくなるため、監視は停止します。
備考: このルールは、設定された継続時間を超過したかどうかを1分に1回チェックします。そのため、アラームの重大度が継続時間を超えた瞬間には変化せず、次のチェックの後にのみ変化します。
機能
ジオフェンスの境界を越えると、アラームが作成されます。
このルールでは、ジオフェンスに入るか出るか、またはその両方を行うように設定できます。既存のアラームは、例えば、ジオフェンス領域を出た追跡車両がジオフェンス領域に再び入ってきた場合など、反対の条件が再び当てはまる場合にクリアされます。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | ジオフェンス違反時 | 領域の境界を定義するポリゴン。ジオフェンスを編集をクリックし、領域を設定します。ダブルクリックしてポイントを追加し、クリックやドラッグで調整します。 |
3 | アラーム作成 | トリガー: アラームをトリガーする理由: 「入るとき」、「離れるとき」(既定値)、「出入り時」。 タイプ: 発生するアラームのタイプ。 スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くおすすめします。 複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。 重大度: 発生するアラームの重大度。 テキスト: アラームメッセージ。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
備考: アラームを発生させるには、ルールを作成した後、少なくとも1回はジオフェンス内にデバイスを配置する必要があります。
トラブルシューティング
ルールを作成/有効化した後、少なくとも1度はデバイスがジオフェンス内にあることを確認してください。
デバイスがメンテナンスモードであることを確認します。こうすれば、抑制ポリシーにより新しいアラームは生成されません。
アラームの重大度を変更するアラームマッピングルールを設定している場合(管理 > アラームマッピングをご覧ください)、アラームの重大度が予想と異なることがあります。
機能
ジオフェンスの境界を越えると、電子メールが送信されます。
備考: 対応するメールは、コンテンツタイプとして「text/html」指定で送信されます。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | ジオフェンス違反時 | 領域の境界を定義するポリゴン。ジオフェンスを編集をクリックし、領域を設定します。ダブルクリックしてポイントを追加し、クリックやドラッグで調整します。 |
3 | Eメールを送信 | 「送信 / 送信先(CC) / 送信先(BCC)」:電子メールの送信先メールアドレスです。複数のアドレスをカンマで区切ることができます(「,」、スペースを使用しないでください!)。 「返信先」: メッセージへの返信に使用されるアドレス。 「件名」:電子メールの件名。#{source.name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、以下の「スマートルール変数」で一覧表記されています。 「メッセージ」:電子メールのテキスト。#{source.name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、以下の「スマートルール変数」に一覧表記されています。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
備考: このルールを実行させるには、ルールを作成した後、少なくとも1回はジオフェンス内にデバイスを配置する必要があります。
トラブルシューティング
ルールを作成/有効化した後、少なくとも1度はデバイスがジオフェンス内にあることを確認してください。
スパムメールフォルダを確認してください。
機能
電気、ガス、水道メーターからのデータに基づいて消費データポイントを作成します。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | 監視対象の測定 | フラグメント/シリーズ: メジャーメントフラグメントおよびシリーズの名前。 受信されるメジャーメントのフラグメント/シリーズ名は、設定されているものと同じものでなければなりません。 データエクスプローラからルールを作成する場合、これらのフィールドはすでに入力されています。 時間間隔: 消費値を計算する間隔。1時間あたりの消費量を計算する頻度を指定します。 |
3 | エネルギー消費管理 | 生成するメジャーメントフラグメントおよびシリーズの名称。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
消費メジャーメントの単位は常に1時間あたりのものになります。(例: メジャーメントが「kg」の場合、消費は「kg/時」になります)。
このルールは、指定した時間の最後の2つのメジャーメントを取得し、値と時間の差を計算してから、1時間あたりの消費量を計算します。
例
20分ごとに計算するようにルールが設定されているとします。次のメジャーメントが送信されます: 11:59に100kg、12:14に200kg、12:20にルールがトリガーされ、最後の二つのメジャーメントが取得されます。値と時間の差を計算します。したがって、12:20に作成された消費メジャーメント値は400kg/hとなります。 最後の期間に新しいメジャーメントが作成されなかった場合は、消費量0のメジャーメントが作成されます。
機能
新しいメジャーメントデータを一定時間受信しなかった場合、アラームを発生します。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | 監視対象の測定 | タイプ:メジャーメントのタイプ。受信されたメジャーメントは、設定されたものと同じタイプでなければなりません。データエクスプローラからルールを作成する場合、タイプはすでに入力されています。 時間間隔:消費値を計算する間隔。 |
3 | アラーム作成 | タイプ: 発生するアラームのタイプ。 スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くおすすめします。 複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。 重大度: 発生するアラームの重大度。 テキスト: アラームメッセージ。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
備考: このルールは、設定された時間間隔を超えたかどうかを1分に1回チェックします。このため、時間間隔を超えた後のアラームは、生成に最大1分かかることがあります。時間間隔を超えたかどうかをチェックするには、ルールの有効化後に少なくとも1つの受信メジャーメントが必要です。
機能
特定のアラームが発生すると、指定された操作がデバイスに送信されます。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | アラームマッチング時 | ルールをトリガーするアラームのタイプです。リスト内にこれらのタイプのいずれかを持つアラームが作成されると、ルールがトリガーされます。 |
3 | 操作を実行 | 送信される操作です。この操作はJSON形式で記述されます。一部の標準操作は、オペレーション フィールドの下から選択できます。 標準操作を使用するには、標準操作を選択して、右側の矢印ボタンを押します。これにより、選択した操作のJSONが挿入されます。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
機能
メジャーメントの値が赤色/黄色範囲に入るとアラームが発生し、赤色/黄色範囲から抜けるとアラームがクリアされます。
アラームの重大度は、次のように決定されます。
メジャーメント値が赤色の範囲に移動すると、クリティカルアラームが作成されます。赤色の範囲外に移動すると、クリティカルアラームはクリアされます。
メジャーメント値が黄色の範囲に移動すると、クリティカルアラームが作成されます。黄色の範囲外に移動すると、クリティカルアラームがクリアされます。
このルールでは、デバイスオブジェクトまたはデータポイントライブラリの次のパラメータを使用します。
データポイントライブラリの赤色/黄色の範囲: 各オブジェクトに赤/黄の範囲が格納されていない場合、データポイントライブラリで設定済みのデータポイントエントリが検索され、関連する赤/黄の範囲が使用されます。
オブジェクトの赤色の範囲: システムがクリティカルアラームを作成する必要がある場合の範囲。これらの値は、各データポイントのデータエクスプローラで編集できます。
オブジェクトの黄色の範囲: システムがマイナーアラームを作成する必要がある場合の範囲。これらの値は、各データポイントのデータエクスプローラで編集できます。
このメカニズムを使用すれば、データポイントライブラリでグローバル閾値の範囲を設定できます。これらのグローバル値は、特定のオブジェクトに対して個別に無視することができます。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | しきい値時 | フラグメント/シリーズ: 測定フラグメントおよびシリーズの名前。着信測定には、設定されているフラグメント名とまったく同じ名前を付ける必要があります。データエクスプローラからルールを作成する場合、これらのフィールドはすでに入力されています。 データポイントライブラリエントリ: データポイントライブラリ内のエントリの名前。個々のオブジェクトに設定されていない場合に、赤と黄色の範囲のデフォルト値を検索するために使用されます。 |
3 | アラーム作成 | タイプ: 発生するアラームのタイプ。 スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くおすすめします。 複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。 テキスト: アラームメッセージ。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
説明
このルールは、入力されるメジャーメントごとに次の手順を実行します。
スマートルールに有効なデータポイントがあるかどうかを確認します。 ない場合は、ルールエンジン(CEP)から重大度がメジャーのアラームが送信され、ルール設定が無効であることを通知します。
ソースオブジェクトに対してルールが有効になっているかどうかを確認します。
メジャーメントにフラグメントとシリーズ(設定データポイントのパラメータ)のデータが含まれているかどうかをチェックします。
ソースオブジェクト(メジャーメント)見つかった場合、ソースオブジェクトでのデータポイント優先の範囲がマージ(結合)されます。
データポイントライブラリ(制御パラメータ)
マージ(結合)されたパラメーターで、赤/黄色の範囲が定義されていない場合、アラームは生成されません。
備考: ソースオブジェクトで定義された範囲値は、データポイントライブラリで定義された範囲値よりも優先度が高くなります。ソースオブジェクトに設定することで、単一の値を上書きすることもできます(例:黄色の範囲 (max))。その他の値は、データポイントライブラリから取得されます。
赤色の範囲内の受信値:
オブジェクトに対して特定のタイプの重大度がクリティカルのアクティブなアラームがない場合は、クリティカルアラームを作成します。それ以外は何もしません。
黄色の範囲内の受信値:
オブジェクトに対して特定のタイプの重大度がマイナーのアクティブなアラームがある場合は、マイナーアラームを作成します。それ以外は何もしません。
黄色および赤の範囲外のメジャーメント:
オブジェクトに対して指定したタイプのアクティブアラームがある場合、クリティカルアラームまたはマイナーアラーム (あるいはその両方) をクリアします。
トラブルシューティング
アラームが、どこかから複製されたのではなく、生成されたものであることを確認します。
デバイスがメンテナンスモードであることを確認します。こうすれば、抑制ポリシーにより新しいアラームは生成されません。
アラームの重大度を変更するアラームマッピングルールを設定している場合(管理 > アラームマッピングをご覧ください)、アラームの重大度が予想と異なることがあります。
次回のスケジュール測定でアラームがクリアされていて、その値が緑色の範囲になっているか確認してください。
備考: アラームをクリアすると、アラームが解決されたことが通知されます。新しいアラームは、デバイスの状態が変更され、再びしきい値を超えない限り発生しません。
機能
メジャーメント値が赤色の範囲に入るか、赤色の範囲から出ると、クリティカルアラームが生成またはクリアされます。
アラームの重大度は、次のように決定されます。
メジャーメントが赤色の範囲に移動すると、重大度はクリティカルになります。
メジャーメントが緑色の範囲に入ると、アラームは作成されません。
備考: このルールはルール「しきい値の計測時 アラームを作成」に似ています。ただし、この規則では、赤色のしきい値が明示的に指定されています。しきい値ルール「しきい値の計測時 アラームを作成」は、デバイスまたはデータポイントライブラリからしきい値を抽出します。
パラメータ
このルールでは、次のパラメータを使用します。
ステップ | フィールド | 説明 |
---|---|---|
1 | ルール名 | ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。 |
2 | しきい値時 | フラグメント/シリーズ: 測定フラグメントおよびシリーズの名前。着信測定には、設定されているフラグメント名とまったく同じ名前を付ける必要があります。データエクスプローラからルールを作成する場合、これらのフィールドはすでに入力されています。 |
3 | アラーム作成 | タイプ: 発生するアラームのタイプ。 スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くおすすめします。 複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。 テキスト: アラームメッセージ。 |
4 | 対象のアセットもしくはデバイス | ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「ターゲット資産またはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。 このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスでは非アクティブ」のリストが表示されます。 スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、「グループまたはデバイスのスマート ルールを非アクティブ化またはアクティブ化するには」を参照してください。 |
トラブルシューティング
アラームが、どこかから複製されたのではなく、生成されたものであることを確認します。
デバイスがメンテナンスモードであることを確認します。こうすれば、抑制ポリシーにより新しいアラームは生成されません。
アラームの重大度を変更するアラームマッピングルールを設定している場合(管理 > アラームマッピングをご覧ください)、アラームの重大度が予想と異なることがあります。
次回スケジュールされたメジャーメントでアラームがクリアされていて、その値が緑色の範囲になっているか確認してください。
備考: アラームをクリアすると、アラームが解決されたことが通知されます。新しいアラームは、デバイスの状態が変更され、再びしきい値を超えない限り発生しません。
一部のルールパラメータに変数を使うことができます。 ルールがトリガーされると、変数は実際の値に置き換えられます。 このメカニズムを使用してデバイス名またはアラームテキストをさまざまな出力(Eメール)で行うことができます。 トリガー要因イベント(例: アラーム)やソースデバイスの情報を含めることができます。
次の表は、変数の例になります。
変数 | 内容 |
#{creationTime} | データベースの中でアラームが作成された時間 |
#{type} | アラームのタイプ |
#{time} | アラームによって提供される、アラームの時間 |
#{text} | アラームの説明文 |
#{source.name} | デバイスの名前 |
#{source.c8y_Hardware.serialNumber} | デバイスのシリアル番号 |
#{source.c8y_Notes} | デバイスの備考欄 |
#{status} | アラームのステータス:有効、承認済み、クリア |
#{severity} | アラームの重大度:クリティカル、メジャー、マイナー、警告 |
#{count} | デバイスのアラームメッセージ数:同じデバイスおよび同じアラームタイプに対して繰り返されるメッセージは、1つのアラームとして認識されます。 |
#{source.c8y_Address.street} | デバイスの住所(番地) |
#{source.c8y_Address.cityCode} | デバイスの住所(郵便番号) |
#{source.c8y_Address.city} | デバイスの住所(都市) |
備考: 変数が存在しないか、あるいはスペルが間違っている場合、作成されたコンテンツが表示されます。