コックピット

コックピットアプリケーションは、ビジネスの観点から見たIoTのアセットとデータの管理と監視のためのオプションが用意されています。

概要

以下のセクションでは、コックピットアプリケーションのすべての機能について詳しく説明します。

このページの内容の概要については、以下をご覧ください。

セクション 内容
アセットの管理 グループを作成デバイスをグループ割り当てる ことで、階層でアセットを整理
データエクスプローラ IoTデータをインタラクティブに調査、比較、可視化。
データエクスプローラ へアクセスして使用する方法、データエクスプローラへデータポイントの追加 をする方法、データポイントのプロパティをカスタマイズ する方法、表示の修正ウィジェットとしてのデータエクスプローラ を保存する方法、データをエクスポートする方法
ダッシュボードの操作 ウィジェット を追加し、配置して 独自の分析ページと監視ページを作成、同じタイプのすべてのデバイス間でダッシュボードの共有
レポートの操作 ダッシュボードのレイアウトに基づいて レポート を処理
ダッシュボードとレポートでのウィジェットの使用 ウィジェットを作成または配置して、ダッシュボードやレポートでさまざまな情報を追跡および提供
ウィジェットコレクション Things Cloudが提供するウィジェットコレクション内のさまざまなタイプの ウィジェット を使用し、必要に応じて設定。
エクスポートの管理 CSV または Excel 形式でデータをエクスポートするためのエクスポートの構成と、エクスポートのスケジュール作成
データポイントライブラリ デバイスのデフォルト設定「プロファイル」を管理し、データポイントライブラリ を使用して自動的に適用
スマートルール 入力データをリアルタイムで処理し、このデータに基づいてアクションを実行するための ビジネスルールの作成と管理
スマートルール コレクション 事前定義された グローバルスマートルール を使用して、ジオフェンシング、しきい値またはアラームのエスカレーションと通知 (Eメール) のルール設定。各スマートルールとその設定可能パラメータについて詳しく説明します。
コックピットアプリケーションの構成 個々のニーズに応じたカスタムコックピットアプリケーションの構成

Things Cloudとそのアプリケーションの一般的側面について詳しく知りたい方は、はじめに をご覧ください。

ホームダッシュボード

コックピットアプリケーションのホーム画面は一般的なテナントのデータを表示するダッシュボードとなります。

Home dashboard

ホームダッシュボードはテナントの全ユーザーが共有するページです。デフォルトでは、ホームダッシュボードには、ようこそメッセージ、アクティブなクリティカルアラーム、最近のアラーム、そして全オブジェクトの地図が表示されます。

備考
パフォーマンス上の理由から、ホームダッシュボードの地図には最大 100個のデバイスのアイコンが表示されます。さらに多くのデバイスがある場合、それらは地図に表示されません。これらを表示するには、グループレベルでダッシュボードに移動し、「地図」ウィジェットを追加して、特定グループのデバイスのみを表示されるようにする必要があります。ウィジェットコレクション をご覧ください。

ホームダッシュボードは、必要に応じて個別に編集および構築できます。ここに表示されているウィジェットを追加、削除、または変更できます。

ダッシュボードの編集の詳細については ダッシュボードの操作 をご覧ください。

ホームダッシュボードを元の内容へリセットするには、トップメニューバーの右端にある 参照 をクリックし、ダッシュボードを復元 を選択します。

アセット管理

アセット階層

アセットは建物、機械、製造単位、車両などの一般的なビジネスオブジェクトを表します。

アセットは階層形式で整理されます。例えば、エネルギーモニタリング アプリケーションのアセット階層は以下のようになると考えられます。

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アセット階層は以下の2種類のオブジェクトで構成されます。

この例では、グループオブジェクトは建物のアセットを表しています。 デバイスオブジェクトは部屋のアセットを表します。 グループ名と階層は、ユーザーが個別に定義することができます。 階層には、地域レベル、都市レベル、街路レベル、建物レベル、フロアレベル、部屋レベルなど、複数のレベルを設定できます。 デバイスもさまざまな階層内に設定することができ、地域階層の一部にしたり、顧客階層の一部にすることができます。

アセット階層内でデバイスを配置するには、デバイスを個別のグループに「割り当て」なければなりません。 下記をご覧ください。

備考
コックピットアプリケーションでは単一のデバイスは管理されません。デバイス管理アプリケーションで管理されます。

アセット階層とデバイス階層の対比

Things Cloudは2種類のオブジェクト階層に対応しています。それは、デバイス階層とアセット階層です。

デバイス階層は、通信の視点からThings Cloudにデバイスがリンクされる状況を追跡します。アセット階層は、M2Mデバイス経由での遠隔操作により監視および制御されているアセットを構造化します。 詳しくは、コンセプトガイドの「Things Cloudのドメインモデル」をご覧ください。

コックピットアプリケーション内で、グループオブジェクトを作成し、デバイスを階層にリンクさせることにより、アセット階層を構築することができます。アセット階層は、使用するIoTデバイスの種類で決まります。 多数のIoTデバイスが存在しますが、ごく一般的なのは以下の2種類になります。

次のセクションでは、コックピットアプリケーションでスマートデバイスとゲートウェイデバイスを使用する方法について説明します。

最初の例は、スマートデバイスをアセット階層にリンクする方法を示しています。

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スマートデバイスは、デバイス管理アプリケーションにおいて最上位デバイスとして表示されます。コックピットアプリケーションでは上図の矢印が示す通り、スマートデバイスをグループに分けて整理することができます。

2番目の例は、コックピットアプリケーション上でゲートウェイデバイスを使用する方法を示しています。

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ゲートウェイデバイスは、デバイス管理アプリケーションにおいて最上位デバイスとして表示されます。付随するデバイス(例えば、ModbusやKNXデバイス)は子デバイスとして表示されます。これらの子デバイスを前述の通り、アセット階層内で整理することができます。

例からわかるように、デバイスはデバイス管理アプリケーションとコックピットアプリケーションでまったく異なる階層を持つことができます。デバイス管理アプリケーション内ではすべての子デバイスがゲートウェイデバイスより下位になる一方、同じ子デバイスがコックピットアプリケーションでは2つの別々の建物内で整理されます。

コックピットアセットとビジネスアセットの対比

コックピットアセット階層におけるオブジェクトのマッピングは仮想的な階層構造です。

例えば、Things Cloudプラットフォームの中でトラックの管理を行うとすると、それぞれのトラックはThings Cloudと接続している個別のトラッキングデバイスを介して表現されることになります。

建物マネジメントの場合、建物の中にあるセンサーのグループがThings Cloudプラットフォームと通信するグループとして建物を表すのが最も一般的です。

アセットのナビゲート方法

アセット階層では、Things Cloudは最上階層グループとサブグループを区別します。サブアセットは、他のグループまたはデバイスにすることができます。

ナビゲータでは、グループメニューの最上位に最上階層グループが表示されます。サブアセットは、最上階層のグループの下に表示されます。

さらに、サブアセットは、ナビゲータでグループをクリックすると、最初に表示される特定のグループのサブアセットタブに表示されます。


備考
ゲートウェイデバイスを追加しても、子デバイスは表示されません。子デバイスを表示させるには、関連アセットに追加しなければなりません。 子階層に関連する詳細は、デバイス管理アプリケーションで表示および編集できます。

ナビゲータを使用して、アセット階層内を移動します。

アセットの詳細

アセットタイプ(グループまたはデバイス)に応じて、詳細情報を含むさまざまなタブが利用可能です。

グループには、次のタブが表示されます。

デバイスには、次のタブが表示されます。

グループまたはデバイス用にダッシュボードが作成されている場合、タブとしても追加されます。詳細については、ダッシュボードの操作をご覧ください。

さらに、アプリケーションがカスタマイズできる Web SDK拡張機能で拡張されている場合、ここに追加のタブが表示されることがあります。カスタマイズしたタブを追加する方法については、Web SDKガイドのチュートリアル をご覧ください。

グループの追加方法

  1. トップメニューバーの右側にあるグループを追加をクリックします。
  2. 表示されるダイアログボックスで、一意のグループ名と任意の説明を入力し、次へをクリックします。
  3. デバイス一覧で、追加するデバイスにチェックマークを付けます。フィルターを適用して、表示されるデバイス数を減らすことができます。
  4. 作成 をクリックして、新しいグループを作成します。

新しいグループがグループ一覧に追加されます。

備考
グループは「0」デバイスでも作成できます。

既存アセットの子として新規グループを追加するには、サブアセットタブのグループを追加をクリックします。

デバイスをグループに割り当てる方法

デバイスをアセット階層に追加する前に、デバイスをThings Cloudに接続しなければなりません。 デバイス管理アプリケーションを使用してデバイスをプラットフォームに接続します。デバイスの接続について詳細は、デバイス管理をご覧ください。

デバイスをグループに割り当てるには、以下の手順に従ってください。

  1. ナビゲータで、グループメニューからグループを選択し、サブアセットタブを開きます。
  2. トップメニューバーの右側にあるデバイスを割り当てるをクリックします。
  3. デバイス一覧で、追加するデバイスにチェックマークを付けます。フィルターを適用して、表示されるデバイス数を減らすことができます。
  4. 割り当てるをクリックして、選択したデバイスを割り当てます。

デバイスは選択したグループに割り当てられ、サブアセットタブにサブアセットとして表示されます。

グループの編集方法

  1. ナビゲータでグループをクリックして開きます。
  2. サブアセットタブで、グループの名前と説明を編集できます。

グループの削除方法

グループページの最上階層グループ、または別のグループのサブアセットタブからグループを削除するには、削除する各エントリの上にカーソルを置き、右側の削除アイコンをクリックします。

表示されるダイアログボックスで、選択したアセット内のすべてのデバイスと、そのすべてのサブアセットを削除することも選択できます。

グループからデバイスを削除する方法

  1. グループのサブアセットタブに移動します。
  2. 削除する各デバイスの上にカーソルを置き、右側の削除アイコンをクリックします。

デバイスを削除してもデバイス、サブデバイスまたは付随データは削除されません。デバイスはそのアセット階層内から除外されるだけです。同じグループまたは別のグループへ割り当てをし直すことができます。

データエクスプローラ

データエクスプローラでは、データポイント(メジャーメントまたはセンサーデータ)を可視化できます。

すべてのアセットでも、特定のアセットでもデータエクスプローラを使用できます。

データエクスプローラの右側に、使用可能なデータポイントのリストが表示されます。デフォルトで、選択したデバイスまたはグループの最初の5つのデータポイントが表示されます。データポイントの追加方法の詳細については、データポイントの追加をご覧ください。

左側のメインカードには、その可視化が表示されます。

data explorer

データポイントのプロパティに基づいて可視化が生成されます。

データポイントのプロパティは、次のように事前に入力されます。

データポイントライブラリには、一致するデータポイントエントリが複数存在する場合があります。この場合、最初のものが自動的に選択されます。この選択をオーバーライドするには、該当するデータポイントのメニューアイコンをクリックし、ライブラリから “データポイント名” を読み込む を選択します。

edit data points

一般的な画面の変更の詳細については、データエクスプローラの表示を変更をご覧ください。特定のデータポイントのプロパティのカスタマイズ方法の詳細については、データポイントプロパティのカスタマイズをご覧ください。

デフォルトとして保存をクリックして、データポイント設定をデバイスのマネージドオブジェクトに保存します。例えば、データポイントが他のユーザーによってデータエクスプローラーに追加された場合、または、デバイスとそのデータポイントを処理するしきい値スマート ルールがある場合、これらの設定はデータポイントライブラリの設定より優先されます。データ ポイントライブラリのデフォルト設定を復元する場合は、ライブラリから"データポイント名"を読み込むをクリックし、デフォルトとして保存をクリックします。

ライブラリに温度データポイントが定義されており、温度メジャーメント(ライブラリ内のデータポイントとフラグメント、シリーズによって一致)を送信するデバイスがあると仮定します。「計測のしきい値の場合、アラームを作成」スマート ルールを作成し、ライブラリからデータポイントを選択すると、ライブラリの設定を使用してアラームを作成するかどうかが決定されます。ただし、データエクスプローラでデバイスのこのデータポイントの設定を変更し、デフォルトとして保存をクリックすると、スマートルールはライブラリの設定ではなく、このオーバーライドされた設定を使用します。ただし、他のデバイスの場合は、引き続きライブラリの設定が使用されます。

備考
データポイントは、インベントリロール権限に関係なく、テナントで認証されたすべてのユーザーに表示されます。

データエクスプローラの表示を変更

データエクスプローラで表示を変更するには、いくつかのプロパティを編集します。

時間範囲

表示される時間範囲を変更できます。デフォルトでは、過去 1時間の値が表示されます。

X軸の時間範囲を変更するには

備考
過去の時間範囲を設定すると、リアルタイム更新はオフになります。

集計

表示されているデータを集計して、より長い期間にわたる効率的な概要を得ることができます。

デフォルトで集計は「なし」に設定されています。この値はトップメニューバーの集計フィールドで変更できます。選択可能な値は、選択した時間範囲に応じて「1分ごと」、「1時間ごと」、「毎日」となります。

集計が有効になると、データポイントグラフまたはデータポイントテーブルに表示されるタイムスタンプは、可視化を向上させるために次のようにわずかに変更されます。

リアルタイム更新

リアルタイム更新はデフォルトで有効になっています。接続されているデバイスからシステムに新しいデータが流入すると、表示されているデータが更新されます。

リアルタイム更新のオン/オフを切り替えるには、トップメニューバーのリアルタイムをクリックします。緑色のライトは、リアルタイム更新が有効であることを示します。

データポイントの表示

データポイントごとに、データポイント名の左にあるトグルを使用して表示/非表示を切り替えることができます。

データポイントの追加

データエクスプローラにデータポイントを追加するには、データポイントカードの下部のデータポイントを追加をクリックします。

Add data point

ウィンドウの上部で、アセット階層からデバイスを選択します。 ナビゲータで選択したオブジェクトの下にあるアセット階層のみが表示されます。 ナビゲータでデータエクスプローラを選択した場合、すべてのアセット階層が表示されます。

ウィンドウの下部に、選択したオブジェクトのデータポイントがすべて表示されます。 データエクスプローラに表示させたいデータポイントを選択します。 追加をクリックすると、選択したデータポイントがすべてデータポイント一覧に追加されます。

データポイントをデータポイントライブラリに保存するには、データポイントのメニューアイコンをクリックし、メニューからライブラリに保存を選択します。

Save data point to library

データポイントライブラリの詳細については、データポイントライブラリをご覧ください。

データポイントリストからデータポイントを削除するには、メニューアイコンをクリックして、リストから削除を選択します。

データポイントプロパティのカスタマイズ

特定のデータポイントの表示を好みに合わせてカスタマイズできます。これを行うには、データポイントリストのデータポイントエントリを展開します。

次のフィールドは変更可能です。

フィールド 説明
ラベル データポイントを識別するためにY軸に表示されるデータポイントの名前。ラベルの下にターゲットが表示され、アセットの名前とデータポイントの内部名(メジャーメントフラグメントとシリーズ)が表示されます。この情報は編集できません。
単位 Y軸で使用される単位
最小/最大 Y軸に表示される範囲。指定しない場合、Y軸は指定された時間範囲ごとに取得されたメジャーメントに基づいて調整されます。
目標値 現在、対象の値は図表に表示されません。この値は「データポイントリスト」ウィジェットで使用されます。
注意範囲 最小/最大 しきい値のルールでマイナーアラームが発生する範囲を定義します。
障害範囲 最小/最大 しきい値のルールでクリティカルアラームが発生する範囲を定義します。
表示する データの集計時に表示される値です。「最小値」、「最大値」、「最大および最小」のいずれかになります。
グラフタイプ 画面に表示するグラフの種類です。「線」、「ポイント」、「線と点」、「バー」、「次の前のステップ」(ステップ関数のように、垂直部分と水平部分を交互に繰り返すこと)、「次の後のステップ」(水平セグメントと垂直セグメントの交互)のいずれかです。デフォルト値は「線」です。
Y軸 Y軸の表示位置を定義します。「自動」、「左」、「右」のいずれかです。デフォルト値は「自動」です。

データポイントのプロパティをカスタマイズした後、変更した設定をデータポイントライブラリに保存できます。メニューアイコンをクリックし、ライブラリで “データポイント名” を更新を選択します。

データポイントライブラリに格納されているプロパティからデータポイントに戻るには、ライブラリから “データポイント名” を読み込むを選択します。

Y軸動作

デフォルトでは、最初のデータポイントは左のY軸に配置され、残りのデータポイントは右側に配置されます。これは、特定のデータポイントの「Y軸」の値を修正する(「左」または「右」に変更。上記参照)ことで変更できます。

各データポイントは、次の条件が満たされない限り、それぞれのY軸に表示されます。

この場合、両方のデータポイントは同じY軸を共有します。このY軸は、単位(異なる場合は複数の単位)のみを示します。ラベルは表示されません。

アラームとイベントの追加

データポイントの他に、アラームやイベントをデータエクスプローラに追加することができます。

アラーム/イベントカードで、アラーム/イベントを追加をクリックし、アラームまたはイベントを追加します。

Data explorer add events

次のウィンドウで、最近のアラームとイベントの一覧から目的のアラームまたはイベントを選択します。追加をクリックして、選択したのものを追加します。

プロパティを変更するには、イベントを展開します。

メニューアイコンをクリックし、メニューから削除を選択してリストからエントリを削除します。

データポイントと同様に、トグルを使用してデータエクスプローラのアラーム/イベントの表示/非表示を切り替えることができます。

データエクスプローラからウィジェットを作成

データエクスプローラの現在の設定を後ほど使用するために保持したい場合は、ウィジェットとして保存します。

ダッシュボードにウィジェットとして送信

特定のアセットのデータエクスプローラからウィジェットを作成するには、トップメニューバーの参照をクリックし、ダッシュボードにウィジェットとして送信を選択します。

Data explorer add events

次のウィンドウで、現在のオブジェクトで使用可能なダッシュボードの 1つを選択し、選択をクリックして、選択したダッシュボードへデータエクスプローラをウィジェットとして追加します。

備考
この機能を使用するには、まずダッシュボードを作成する必要があります。ダッシュボードの詳細については、ダッシュボードの操作をご覧ください。

レポートにウィジェットとして送信

ナビゲータのデータエクスプローラからウィジェットを作成するには、トップメニューバーから参照をクリックし、レポートにウィジェットとして送信を選択します。

Data explorer add events

次のウィンドウで、使用可能なレポートのいずれかを選択し、選択をクリックして、選択したレポートへデータエクスプローラをウィジェットとして追加します。

備考
この機能を使用するには、最初にレポートを作成する必要があります。レポートの詳細については、レポートの操作をご覧ください。

メジャーメントデータのエクスポート

メジャーメントデータをcsvファイルまたはxlsxファイル形式でダウンロードすることができます。エクスポートされるメジャーメントデータは、以下の情報をカラムに分割して表示します。

メジャーメントデータをエクスポートするには、トップメニューバーの参照をクリックし、必要に応じてCSVでダウンロードまたはExcelでダウンロードを選択します。

次のウィンドウで示すように、ダウンロードが生成されます。この処理は、データエクスプローラに追加されたデータポイント数に応じて時間がかかる場合があります。ロードが完了したら、ダウンロードをクリックします。

ダッシュボードの操作

ダッシュボードでは「ウィジェット」を使用して、あなたのデータの可視化をカスタマイズできます。ウィジェットは地図、画像、グラフ、表や他の図式表現でデータを表示します。

Things Cloudでは既製のウィジェットを多数用意しています。詳しくは、ウィジェットコレクションをご覧ください。独自のウィジェットを開発し、あなたの Things Cloudアカウントに加えることもできます。 詳しくはWeb SDKガイドをご覧ください。

ダッシュボードの作成

  1. ナビゲータで、ダッシュボードを作成するグループまたはデバイスを選択します。

  2. タブの右にあるプラスアイコンをクリックすると、ダッシュボードを作成するウィンドウが開きます。

  3. ダッシュボードを追加ウィンドウの 一般 セクションで、次の情報を入力します。

    • ナビゲータのダッシュボード名の横に表示されるアイコン
    • ダッシュボードの名前として使用するメニューラベル
    • ナビゲーション内のダッシュボードの位置。「10000」が先頭となり、「-10000」が最後になります。

  4. このタイプのすべてのデバイスとダッシュボードを共有するには、タイプ <デバイスタイプ> のすべてのデバイスにダッシュボードを適用 オプションを有効にします。

  5. レイアウト セクションでは、ダッシュボードのテーマ(「淡色」、「暗色」、「透明」、「ブランディング」のいずれか)と、ウィジェットのデフォルトのヘッダースタイル(「標準」、「分割線」、「重ね配置」、「非表示」のいずれか)を選択できます。また、デフォルトのウィジェット余白を変更することもできます(デフォルト値は 12px)。

  6. ウィジェットタイトル 可能な場合は翻訳 オプションを選択した場合、言語表示が変更されるたびにウィジェットのタイトルが該当の言語に翻訳されます。

備考
ウィジェットのタイトルは、有効な翻訳が利用可能な場合にのみ翻訳されます。
  1. 右側の プレビュー セクションに、選択したレイアウト設定のプレビューがすぐに表示され、選択内容が表示されます。

  2. 保存 をクリックしてダッシュボードを作成して開きます。


次に、ウィジェットをレポートに追加できます。

ウィジェットの追加、変更、削除方法の詳細については、ダッシュボードとレポートでのウィジェット使用 をご覧ください。

ダッシュボードの共有

特定のタイプのデバイス用にダッシュボードを作成し、それと同じタイプのすべてのデバイスと共有できます。ただし、デバイスにタイププロパティが設定されている必要があります。

これを行うには、タイプ <デバイスタイプ> のすべてのデバイスにダッシュボードを適用 オプションを選択します(「デバイスタイプ」は、選択されたデバイスのタイプに置き換えられます)。

対応するメッセージがエディタに表示されます。


このダッシュボードに対する変更は、すべてのダッシュボードインスタンスに自動的に適用されます。

備考
ウィジェットとデータは、デバイス自体のダッシュボードにのみ追加できます。子デバイスの構造がデバイスごとに異なる可能性があるため、子デバイスからデータを追加することはできません。

ダッシュボードを編集

ダッシュボードを編集するには、トップメニューバーの編集をクリックします。


ダッシュボードエディタが開きます。各フィールドの詳細については、ダッシュボードの作成 をご覧ください。

ダッシュボードを1つのオブジェクトから別のオブジェクトへコピー

  1. トップメニューバーの参照をクリックし、メニューからダッシュボードをコピーを選択します。

  1. 次に、コピーをしたいオブジェクトへ移動し、メニューからダッシュボードを貼り付け “ダッシュボード名” を選択してダッシュボードを挿入します。

ダッシュボードをコピーする際の代替手段として「タイプ別ダッシュボード」アプローチもあります。「タイプ別ダッシュボード」アプローチでは、ダッシュボードを1つのオブジェクトから、同じタイプのすべて のオブジェクトにコピーできます。ダッシュボードの共有をご覧ください。

ダッシュボードの削除

ウィジェットからダッシュボードを削除するには、トップメニューバーの右上にある参照 をクリックし、ダッシュボードを削除を選択します。

レポートの操作

レポートを使用すると、ダッシュボードレイアウトでアプリケーション、アラーム、アセット、およびその他のデータを追跡できます。レポートは、アセットの階層に関係のないグローバル ダッシュボード ページです。

すべてのレポートを表示するには、ナビゲータでレポート をクリックします。

レポート ページには、すべてのレポートとその名前、オプションの説明、およびナビゲータの切り替えが表示されたリストがあります。

Reports

レポートを開くには、レポートリストでレポート名をクリックします。レポートの詳細が表示されます。

ナビゲータの最初のレベルでレポートをより目立つように表示したい場合は、ナビゲーターで表示 列のトグルを使用します。トグルをオンにすると、レポートがナビゲータにすぐに表示されます。

Report in navigator

ナビゲータでの位置の設定方法の詳細については、以下の レポートの作成 をご覧ください。

レポートの作成

  1. トップメニューバーでレポートを追加 をクリックして、レポートを追加 ダイアログを開きます。
    Add report
  2. メニューラベル フィールドにレポート名を入力し、任意で下の説明を入力します。
  3. レポートをナビゲータに表示する場合、ナビゲーターで表示 を選択します。 ナビゲータでのレポートの位置を選択します。値に応じて、既存の項目を基準にして配置されます。例えば、「ホーム」の値が「10000」の場合、値が「10001」以上であれば「ホーム」の上に配置されます。
  4. レイアウト セクションで、レポートのテーマ(「淡色」、「暗色」、「透明」、「ブランディング」のいずれか)と、ウィジェットのデフォルトのヘッダースタイル(「標準」、「分割線」、「重ね配置」、「非表示」のいずれか)を選択できます。また、デフォルトのウィジェット余白を変更することもできます(デフォルト値は 12px)。 ウィジェットタイトル 可能な場合は翻訳 オプションを選択した場合、言語表示が変更されるたびにウィジェットのタイトルが該当の言語に翻訳されます。 保存 をクリックしてレポートを作成し、レポートリストに追加します。
備考
右側のプレビュー セクションには、選択したレイアウト設定のプレビューがすぐに表示され、選択内容が表示されます。

次に、ウィジェットをレポートに追加できます。

ウィジェットの追加、変更、削除方法の詳細については、ダッシュボードとレポートでのウィジェット使用 をご覧ください。

レポートの編集

レポートリストでレポート名をクリックすると、その詳細が表示されます。

レポートを編集するには、トップメニューバーで編集 をクリックします。


レポートエディタが開きます。フィールドの詳細については、レポートの作成をご覧ください。

レポートの削除

  1. レポートページで、削除するレポートの上にカーソルを置き、右側に表示される削除アイコンをクリックします。
  2. レポートの削除を確認します。

ダッシュボードとレポートでのウィジェット使用

ウィジェットは、地図、画像、グラフ、表、その他のデータのグラフィック表現を表示できます。ウィジェットは、アラーム、アセット、アプリケーションなどの情報を追跡したり、ダッシュボードやレポートで地図やクイックリンクなどを提供したりするのに役立ちます。

Things Cloudは事前に定義されたウィジェットタイプを提供します。詳細については、ウィジェットコレクション をご覧ください。

ウィジェットをダッシュボードまたはレポートに追加

  1. トップメニューバーでウィジェットを追加 をクリックするか、あるいはメインページ(ダッシュボード/レポートが空の場合のみ利用可能)でウィジェットを追加 ボタンをクリックします。

  2. ウィジェットを追加ウィンドウで、ウィジェットタイプを選択します。

  3. 次に、ウィジェットを構成します。選択したウィジェットタイプに応じて、構成タブでさまざまなパラメータを指定できます。すべてのウィジェットの詳細については、ウィジェットコレクションをご覧ください。

  4. 外観タブでは、ダッシュボードのレイアウトを指定するように、ウィジェットのコンテンツとヘッダーのスタイルを個別にカスタマイズできます。

備考
ヘッダースタイルの「標準」と「分割線」はすべてのウィジェットに使用できますが、「重ね配置」と「非表示」はヘッダーを削除するため、フルスクリーンのエクスペリエンスの恩恵を受けるウィジェットにのみ使用してください(例:「画像」や「地図」)。「アラームリスト」や「データ ポイントテーブル」などの他のウィジェットでは、このヘッダースタイルを使用しないでください。
  1. 保存をクリックして、ウィジェットをダッシュボードまたはレポートに追加します。

ウィジェットの変更

ウィジェットはダッシュボード/レポート上で並べ替えることができます。ウィジェットをドラッグ&ドロップすると、別の位置に移動できます。


ウィジェットの右下隅にある矢印をドラッグすれば、ウィジェットのサイズを変更できます。

ウィジェットのプロパティを編集するには、ウィジェットの右上隅にある歯車のアイコンをクリックし、メニューから編集を選択します。


ダッシュボードまたはレポートからウィジェットを削除するには、ウィジェットの右上隅にある歯車のアイコンをクリックし、メニューから削除を選択します。

ウィジェットを変更できるのは、ダッシュボード/レポートのロックが解除されている場合のみです。ダッシュボードをロック/ロック解除するには、トップメニューバーの錠アイコンが表示されたトグルを使用します。


備考
スマートフォンやタブレットなどのタッチデバイスでは、一部の機能がサポートされない場合があります。

ウィジェットでのアセット選択

次のセクションでは、ウィジェット設定で 最上階層アセットを 1つ選択する方法、アセットとして子デバイスを選択する 方法、および アセットを検索またはフィルターする 方法について説明します。

アセットを新規または既存ウィジェットに追加する

ウィジェットエディタの構成タブで、アセットの選択の下にある目的のアセットをオンにします。保存をクリックして、アセットをウィジェットに追加します。 単一のデバイスを選択することも、フォルダアイコンで示されるデバイスのグループ全体を選択することもできます。子デバイスの選択については、グループ内の子デバイスをアセットとして選択するをご覧ください。

ウィジェットのアセットを編集する場合は、ウィジェットを編集ウィンドウを開いて変更をクリックします。これにより、以前のアセットコレクションがクリアされます。新しい目的のアセットを選択し、保存をクリックします。

ウィジェットの追加/変更方法の一般的な手順については、ダッシュボードとレポートにウィジェットを追加する または ウィジェットの変更 をご覧ください。

子デバイスをアセットとして選択

アセットがグループまたは子を持つデバイスの場合、名前の横にフォルダアイコンと右向きの矢印アイコンが表示されます。リスト内の子を持つ目的グループ/デバイスをクリックすると、そのグループ/デバイスに割り当てられているすべてのアセットを表示する新しい階層が開きます。目的のアセットを選択します。前の階層に戻るには、左向きの矢印アイコンをクリックします。

Select assets

未割り当てのデバイスをアセットとして選択する場合、選択したグループの最初の階層にある割り当てを解除されたデバイスフォルダで未割り当てのデバイスを見つけることができます。

備考
割り当てを解除されたデバイスフォルダ自体を選択することはできません。ただし、このフォルダ内の各デバイスは次の階層で選択できます。割り当てを解除されたデバイスをクリックして、すべての未割り当てのデバイスを含む次の階層を開きます。 目的のデバイスをクリックして選択します。

アセットの検索およびフィルタリング

アセットをすばやく見つけるために、2つの使用方法があります。

  1. 全文検索
  2. フィルタリング
全文検索

ウィジェットエディタの構成タブで、アセットの選択 の下にある全文検索フィールドを使用できます。

全文検索では、階層全体でアセットを検索できますが、アセット名全体など、完全に一致する必要があります。

Full text search

アセットを選択すると、このアセットのすべての子が表示されます。上のレベルに戻るには、検索フィールド右側の「×」をクリックします。

備考
全文検索は、ホーム画面とレポート画面のダッシュボードでのみ使用できます。

検索機能の詳細については、はじめに > UIの機能と特長 > 検索と絞り込み機能をご覧ください。

フィルタリング

フィルタリングは、アセットを検索するもう 1つの方法です。ただし、アセットの選択で現在の階層のアセットのみをフィルタリングします。

Filtering

フィルター機能の詳細については、はじめに > UIの機能と特長 > 検索と絞り込み機能をご覧ください。

ウィジェットコレクション

コックピットアプリケーションには事前に定義されたウィジェットタイプが含まれています。ウィジェットタイプごとに、構成するパラメータと表示するデータが異なります。

次の種類を使用することができます。

ウィジェット 機能
アラームリスト オブジェクト、アラーム重大度、アラームステータスごとにフィルタリングされたアラーム一覧を表示します。
すべてのクリティカルアラーム クリティカルアラームが発生したすべてのオブジェクトを表示します。
アプリケーション 利用可能なすべてのアプリケーションへのリンク一覧を提供します。
アセットプロパティ 現在のオブジェクトに対して、ユーザー定義の属性リストを提供します。
アセットテーブル 選択したアセットと、そのすべての子デバイスの詳細を表にします。
データポイントグラフ
データポイントリスト 各行に 1つのデータポイント(メジャーメント)を、現在の値とデータポイントのプロパティとともに表示します。
データポイントテーブル データポイント(メジャーメント)を表で一覧表示します。
イベントリスト 選択したデバイスのイベントを監視できます。
フィールドバスデバイス Modbusデバイスのステータスを確認し、操作できます。
ヘルプおよびサービス ヘルプおよびサービスリソースへのリンクを表示します。
HTML HTML形式のユーザー定義コンテンツを表示します。
画像 ファイルシステムから参照して選択される 1つの画像を表示します。
情報ゲージ 1つのデータポイントを放射状ゲージ形式で可視化し、複数のデータポイントをラベルとして可視化します。
リニアゲージ リニアゲージ形式でデータポイントを表示します。
地図 1つのデバイスまたはグループのすべてのデバイスの位置を表示します。
メッセージ送信 デバイスにメッセージを送信します。
円グラフ データポイント(メジャーメント)の現在の値を円グラフで表示します。
クイックリンク 関連するオペレーションに対して、いくつかのクイックリンクを提供します(非推奨)
放射状ゲージ データポイントを放射状ゲージの形式で表示します。
最近のアラーム すべての重大度とアラームを時系列に並べて表示します。
リレー アレイ制御 リレーの配列内で、リレーのオン/オフを個別に切り替えることができます。
リレー制御 デバイスリレーのオン/オフを切り替えることができます。
ローテーション デバイスのオブジェクトモデルをレンダリングできます。
SCADA デバイスのステータスをグラフィック表示します。
サイロ データポイント(メジャーメント)の現在の値をサイロプレゼンテーションに表示します。
信号機 デバイスの状態を信号機として表示します。

アラームリスト

「アラームリスト」ウィジェットは、オブジェクト、アラームの重大度、およびアラームのステータスでフィルタリングされたアラームの一覧を表示します。各アラームに表示される情報については、デバイス管理 > アラームの操作をご覧ください。

Alarm list widget

Alarm list widget

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
アセットの選択 値を求めなければならないグループまたはデバイス、オプションのHTML式を選択します。
ステータス 指定したアラームステータスのアラームが発生したデバイスのみを表示します。
タイプ 指定したタイプのアラームだけを表示します。詳細は、アラームを1回クリックすると表示されます。
重大度 指定した重大度のアラームだけを表示します。
並び順 アラームは、アクティブなステータス順(続いて重大度順、時間順(デフォルト)または重大度順(続いて時間順)で並べ替えることができます。

すべてのクリティカルアラーム

「すべてのクリティカルアラーム」ウィジェットは、クリティカル状態のアラームが発生しているすべてのオブジェクトを表示します。タイトル以外で設定すべき追加パラメータはありません。

Critical alarms

アラーム内容の詳細は、デバイス管理 > アラームの操作をご覧ください。

アプリケーション

「アプリケーション」ウィジェットには、利用可能なすべてのアプリケーションへのリンクの一覧が表示されます。タイトル以外で設定すべき追加パラメータはありません。

Applications widget

アプリケーションの詳細については、 管理 > アプリケーション管理をご覧ください。

アセットプロパティ

「アセットプロパティ」ウィジェットは、現在のオブジェクトの属性のユーザー定義リストを表示します。現在のオブジェクトとはデバイスまたはグループです。

Asset properties widget

Asset properties widget

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
選択されたアセット グループまたはデバイスを選択します。
プロパティ プロパティのリスト。「アセットテーブル」ウィジェットをご覧ください。
備考
このウィジェットは、空でないプロパティのみを表示します。

アセットテーブル

「アセットテーブル」ウィジェットは、テーブル内に選択したアセットとそのすべての子デバイスの詳細を表示します。これは非常に強力なウィジェットで、選択したオブジェクトのプロパティをテーブルに配置できます。

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
選択されたアセット すべての子デバイスを表示したいオブジェクトを選択してください。これは通常、グループオブジェクトになります。
プロパティ オブジェクトのプロパティまたはアクションを選択して、テーブルの列として表示します。

次のスクリーンショットでは、5つの列が構成されています。「ID」、「作成日時」、「名前」の列はプロパティの「id」、「creationTime」、「name」をそれぞれ参照します。さらに、メンテナンスモードの切り替えとデバイスの再起動という2つのアクションがあります。

Asset table widget

結果のテーブルは、次のように表示されます。 Asset table widget example

プロパティの追加

プロパティを追加するには、+プロパティを追加をクリックし、追加するプロパティを1つまたは複数選択します。

備考
プロパティの「発生中のアラームステータス」は、アクティブなアラームをアイコンとしてテーブルに表示します。このプロパティを選択した場合、列一覧で「発生中のアラームステータス」というレンダラーも設定する必要があります。

アクションの追加

  1. +アクションを追加をクリックします。
  2. メンテナンスモード表示/非表示を選択し、メンテナンスモードを切り替える定義済みアクションを追加します。
  3. 操作を作成を選択して、シェルコマンドを実行するボタンを作成します。次のウィンドウでは、ボタンのラベルと実行するシェルコマンドを入力できます。

Reboot device button configuration

備考
このウィンドウでは、シェルコマンドに対応する最初のデバイスの定義済みシェルコマンドが表示されます。該当デバイスがない場合、一覧は空になります。詳細は、デバイス管理 > デバイスの詳細 > シェル をご覧ください
デバイスに送信されるオペレーションをJSON形式で入力することもできます。サポートされたオペレーションの詳細については、そのデバイスのベンダーにお問い合わせください。

テーブルの修正

列のヘッダーを編集するには、ラベル列の値をクリックしてラベルを編集します。

列を並べ替えるには、行の一番左にあるアイコンをクリックし、エントリごとドラッグアンドドロップします。

プロパティまたはアクションを削除するには、それぞれの行にカーソルを合わせ、右側の削除をクリックします。

データポイントグラフ

「データポイントグラフ」ウィジェットは、グラフにデータポイント(メジャーメント)を表示します。表示方法はデータエクスプローラと同じです。


「データポイントグラフ」ウィジェットを作成する最も簡単な方法は、データエクスプローラに移動して、トップメニューバーの参照ボタンをクリックし、ダッシュボードにウィジェットとして送信を選択します。

設定するパラメータの詳細については、 データエクスプローラ をご覧ください。

データポイントリスト

「データポイントリスト」ウィジェットは、現在の値とデータポイントプロパティを持つデータポイント(メジャーメント)を各行に表示します。

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
データポイント 使用可能なデータポイントの一覧を表示します。少なくとも 1つのデータポイントを有効にする必要があります。データポイントを追加をクリックし、一覧にデータポイントを追加します。データポイントの追加方法の詳細については、データエクスプローラー > データポイントの追加 をご覧ください。
列表示/非表示 表示する列を選択してください。
ラベル:データポイントのラベル。詳細は、データエクスプローラ をご覧ください。
ターゲット:目標値。データエクスプローラ または データポイントライブラリ で設定できます。
現在値:現在の値
差分:現在値と目標値の絶対差分
差分 %:現在の値と目標値の差分の割合
アセット:データポイントのデバイス名またはグループ名

データポイントテーブル

「データポイントテーブル」ウィジェットの構成設定は「データポイントグラフ」ウィジェットとほぼ同じですが、データポイントテーブルでは、データを折れ線グラフではなく表形式で表示します。

「データポイントテーブル」ウィジェットは選択されたデータポイント、時間間隔および集計に基づいてデータを表示します。

範囲外の値は黄色と赤色の範囲の構成を基に、表内で強調されます。

Data point table

データポイントテーブルの右上にある自動スクロールトグルにより、表示動作が決まります。

Auto-scroll toogle

イベントリスト

「イベントリスト」ウィジェットでは、選択したデバイスのイベントを監視できます。

Event list widget

さらに、特定の日付範囲を設定し、イベントをリアルタイムで監視することもできます。

フィールドバスデバイス

「フィールドバスデバイス」ウィジェットでは、Modbusデバイスのステータスを表示して操作することができます。

「フィールドバスデバイス」ウィジェットの詳細については、「プロトコル統合ガイド」のクラウドフィールドバス > フィールドバスデバイスウィジェット使用によるデバイスステータスの監視をご覧ください。

ヘルプおよびサービス

「ヘルプおよびサービス」ウィジェットは、ヘルプおよびサービスリソースへのリンクが表示されます。設定すべき追加パラメータはありません。

Help and service widget

画像

「画像」ウィジェットを使用すると、ファイルシステム上にある単一の画像を参照し、表示ができます。設定すべき追加パラメータはありません。

情報ゲージ

「情報ゲージ」ウィジェットは、1つのデータポイントを放射状ゲージという形で表示し、複数のデータポイントをラベルとして表示します。

Info gauge widget

ゲージ用に1つのデータポイントを選択し、左側にラベル付きで表示される複数のデータポイントを選択できます。

Info gauge widget data point gauge

Info gauge widget data point label

「情報ゲージ」ウィジェットを作成するには、少なくとも1つのデータポイントをそれぞれ有効にする必要があります。

HTML

「HTML」ウィジェットは、ユーザーが定義したコンテンツを表示します。 HTMLを使用してコンテンツをフォーマットできます。

設定パラメータ

「デバイス」とは、ウィジェットの設定パラメータにおいて選択された対象デバイスを指します。
fragment.property」は各デバイスのプロパティを指します。利用可能なプロパティ名について詳しく知りたい場合、「アセットプロパティ」ウィジェットまたは「アセットテーブル」ウィジェットを使用し、ウィジェット構成設定の「+ プロパティを追加」をクリックします。サポート対象プロパティの表が表示されますので、プロパティ列から値をコピーして貼り付けることができます。これらのウィジェットで新しく生成されたプロパティは、HTMLウィジェットでは使用できません。

HTML widget

HTMLコードフィールドでリンク(ダッシュボードへのリンクなど)を使用する場合、次の形式を使用する必要があります。

  <a style="cursor:pointer;" onclick="location.hash = '#/group/<<group-id>>/dashboard/<<dashboard-id>>'">link to another dashboard</a><br />

リニアゲージ

「リニアゲージ」ウィジェットは、データポイントをリニアゲージの形で表示します。最小および最大ターゲット値もゲージに表示されます。

Info gauge widget

備考
ラベルが正しく読み取れない場合は、データポイントの最小値や最大値を増やして、ラベルを読み取り可能な範囲に移動してください。

「リニアゲージ」ウィジェットを作成するには、少なくとも 1つのデータポイントを有効にする必要があります。

地図

「地図」ウィジェットは、デバイスまたはグループのすべてのデバイスの位置を表示します。

Info gauge widget

地図をドラッグして移動したり、プラスマイナスボタンを使用して拡大/縮小することができます。

デバイスを表わすアイコンは色コードで区別されます。 使用する色は以下のルールに基づいています。

デバイスアイコンをクリックすると、以下の情報と併せてポップアップが表示されます。

設定パラメータ

アセットの選択: グループを選択すると、グループに含まれる(ただし、サブグループには含まれていない)すべてのデバイスが表示されます。

備考
対象となるデバイスがいずれも位置が不明の場合、ウィジェットは世界地図を表示し、アイコンは付帯しません。

メッセージ送信

「メッセージ送信」ウィジェットはメッセージをデバイスに送信します。デバイス自体における挙動はデバイス次第で変わります。c8y_Message タイプのオペレーションに対応するデバイスについてのみ使用できます。

円グラフ

「円グラフ」ウィジェットは、円グラフとして現在の値を持つデータポイント(メジャーメント)を表示します。

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
円グラフオプション 円グラフ上に、ツールチップ、パーセンテージ、凡例をそれぞれ表示するかどうか選択できます。
データポイント 使用可能なデータポイントの一覧を表示します。
少なくとも 1つのデータポイントを有効にする必要があります。データポイントを追加をクリックして、一覧にデータポイントを追加します。
データポイントの追加方法の詳細については、データエクスプローラ > データ ポイントの追加 をご覧ください。

クイックリンク

「クイック リンク」ウィジェットは非推奨となり、ウィジェット一覧に表示されなくなったため、ダッシュボードに追加できなくなりました。 代わりに、「ヘルプとサービス」ウィジェットを使用することをお勧めします。

Quick links widget

放射状ゲージ

「放射状ゲージ」ウィジェットは、データポイントを放射状ゲージの形式で表示します。

Radial gauge widget

「放射状ゲージ」ウィジェットを作成するには、少なくとも 1つのデータポイントを有効にする必要があります。

最近のアラーム

「最近のアラーム」ウィジェットは、すべての重大度のアラームを時間順に表示します。設定すべき追加パラメータはありません。

Recent alarms widget

アラーム内容の詳細は、デバイス管理 > アラームの操作をご覧ください。

リレーアレイ制御

「リレーアレイ制御」ウィジェットでは、リレーの配列内でリレーのオン/オフを個別に切り替えることができます。このタイプのオペレーションに対応するデバイスでのみ使用できます。

リレー制御

「リレー制御」ウィジェットでは、デバイスリレーのオン/オフを切り替えることができます。このタイプのオペレーションに対応するデバイスでのみ使用できます。

ローテーション

「ローテーション」ウィジェットでは、デバイスのオブジェクトモデルをレンダリングできます。

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
アセットの選択 表示するグループまたはデバイスを選択します。
レンダリングするオブジェクトモデル レンダリングするオブジェクトモデルのタイプを選択してください。「ボックスモデル」または「電話モデル」のいずれかです。
ワイヤーフレーム 「ワイヤーフレーム」のオン/オフを切り替えます(既定値=オン)。「ワイヤーフレーム」モードでは、オブジェクトがスケルトンで表示されます。
カメラタイプ 使用するカメラのタイプを選択します。「平行投影カメラ」または「遠近カメラ」のいずれかです。

「ローテーション」ウィジェットでは、オブジェクトをドラッグしたり動かして回転できます。マウスを使用して拡大および縮小します。

SCADA

「SCADA」ウィジェットは、デバイスのステータスを画像表示します。

「SCADA」ウィジェットの詳細については、プロトコル統合ガイドクラウドフィールドバス > SCADAウィジェットの使用によるステータス監視をご覧ください。

備考
悪意のあるコードを削除するために、すべてのSVGファイルはサニタイズされます。

SCADA widget

サイロ

「サイロ」ウィジェットは、サイロとして現在の値を持つデータポイント(メジャーメント)を表示します。

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
データポイント 使用可能なデータポイントの一覧を表示します。
少なくとも 1つのデータポイントを有効にする必要があります。
データポイントを追加をクリックして、一覧にデータポイントを追加します。
データポイントの追加方法の詳細については データ エクスプローラ > データポイントの追加 をご覧ください。

信号機

「信号機」ウィジェットはデバイスの状態を信号機として表示します。

設定パラメータ

フィールド 説明
タイトル ウィジェットのタイトル。デフォルトでは、ウィジェットタイプがタイトルとして使用されます。
アセットの選択 表示するグループまたはデバイスを選択します。
状態マッピング 各信号のプロパティを選択します。該当する信号を点滅させるには、プロパティの値が、true、1、空でない文字列、null以外の数値、のいずれかである必要があります。

エクスポートの管理

エクスポート機能を使用すると、特定のデータを CSV または Excel ファイルにエクスポートできます。

この機能を使用すると、テナント全体のデータをリクエストできます。さらに、特定のデバイス、期間、フィールドなどのフィルタリングすることができます。エクスポートデータには、指定したすべてのフィルターと有効なフィールドに関する情報が含まれます。

すべてのエクスポートを表示するには、ナビゲータの構成メニューのエクスポートをクリックします。

エクスポートページには、今までエクスポートしたすべてのエクスポート名、ファイルタイプ、期間が一覧として表示されます。

Exports

エクスポートの追加

  1. トップメニューバーのエクスポートを追加をクリックします。 Create export

  2. エクスポートの名前を入力し、レポート出力のファイルタイプ(CSV または Excel(.xlsx))を選択します。

フィルター

フィルターセクションでは、フィルターを選択して特定のオブジェクトまたは期間のデータをリクエストすることができます。

特定のオブジェクトをフィルタリングするには、検索フィールドに名前またはプロパティ値を入力し、検索アイコンをクリックします。一致するすべてのデバイスまたはグループが、フィールドの下に表示されます。オブジェクトをクリックして選択します(緑色で強調表示)。

備考
グループを選択すると、直接の子デバイスのデータが含まれます。ただし、エクスポートにはサブグループ(間接の子)のデバイスのデータは含まれません。

期間フィルターは、特定の期間のデータをフィルタリングできます。ドロップダウンフィールドから期間を選択します。「昨年」、「先月」、「先週」のいずれか、または「カスタム」を選択し、追加フィールドにカスタムの開始日/終了日の範囲を入力します。

エクスポートするオブジェクトおよび期間チェックボックスを選択して、それぞれのフィルターを有効にします。

備考
定義されたフィルターに一致する返されるドキュメントの最大数は100万です。定義されたフィルターのドキュメント数がこの制限を超える場合、最初の100万件のドキュメントのみがエクスポートされます。さらに、この制限により結果が切り詰められると、インジケーターを含む追加の行がファイルの最後に追加されます。インジケーター行には、「限界を超えました」と「結果が切り捨てられました」というステートメントが 1列おきに交互に含まれています。

フィールド

オブジェクトおよび期間のフィルターとは別に、特定のフィールドでデータをフィルタリングできます。

フィールドを有効化/無効化するには、スライダーをご利用ください。

Filter fields

備考
期間が選択できるフィルターは、アラーム、イベント、計測値にのみ適用され、管理対象オブジェクトには適用されません。管理対象オブジェクトを選択すると、指定した期間に関係なくエクスポートに表示されます。

フィールドを有効にすると、定義済みまたは空のプロパティを追加できます。

備考
選択したフィールドのどれにも値が定義されていないドキュメントは、生成されるエクスポートファイルから削除されます。これは、上で定義したフィルターの結果がすでに計算された後にのみ実行されます。一般的に、結果として得られるファイルが 100万行の最大制限数には滅多に達しないからです。
プロパティの追加

追加をクリックして、空のプロパティを追加します。ラベルまたはパスを入力するには、またはパスをクリックしてフィールドを編集します。例えば、アラームフィールドを有効にすると、列に「重大度」、パスに「severity」と入力してアラーム重大度のデータを受信できます。

事前定義された属性を追加をクリックして、定義済みのプロパティを追加します。リストから目的のプロパティを選択し、選択をクリックします。上部の検索フィールドを利用して、特定のプロパティを検索することもできます。

Select properties

「プロパティを選択」リストからのフィールドではなく、カスタムプロパティとして定義されたフィールドが少なくとも1つある場合、エクスポートに表示するために少なくとも1つのカスタム値のプロパティを設定する必要があります。

例: エクスポートに、期間、デバイス名、タイプ、c8y_SpeedMeasurement.speed.value の4つのフィールドを定義している場合、最初の3つは定義済みプロパティで、最後の1つはカスタムプロパティです。エクスポートするメジャーメントにカスタムプロパティ c8y_SpeedMeasurement.speed.value がない場合、エクスポートファイルには表示されません。

フィールドが valid.key.with.dot の場合、パス内で [‘fragment.key.with.dot’] として参照します。 例: [‘fragment.key.with.dot’].series.value

「計測値」が有効な場合は、データポイントから追加を選択することもできます。データポイントの追加方法の詳細については、データポイントの追加をご覧ください。

データポイントから追加された JsonPath式は、フラグメントとシリーズの命名の柔軟性を高めるために括弧 [ ] 表記で保存されます(空白などは対応します)。

Measurement added from data point

エクスポートのスケジュール設定

CSV または Excelファイルへのエクスポートを任意の時間に設定するには、それぞれのエクスポートを開き、スケジュールを追加をクリックします。

Export context menu

次のウィンドウでは、以下の情報を入力して、予定した時間にメールでエクスポートを受信します。

Schedule export

1 - 頻度

ドロップダウンリストからエクスポートを送信する間隔(時間、日、週、月、年)を選択します。選択した頻度に応じて、追加のタイミング情報を指定します。例えば、「月」を選択した場合、日、時間を指定します。

備考
スケジュール間隔は協定世界時(UTC)で指定する必要があります。

2 - Eメールを送信

メール情報を入力します。

送信先フィールドに、受信者のメールアドレスを入力します。このフィールドは必須です。オプションで、コピー(CC)またはブラインドコピー(BCC)を送信するためのメールアドレスを指定できます。複数の受信者を入力するには、区切り文字としてカンマを使用します。

必要に応じて、返信用の送信者のメールアドレスを追加します。

メールの件名を指定します。このフィールドはあらかじめ入力されていますが、変更することができます。

メールに記載されるメッセージ本文を入力します。利用可能なプレースホルダーは {host}、{binaryId}です。デフォルト値は「エクスポートされたデータを含むファイルは、{tenant-domain}/inventory/binaries/{binaryId} からダウンロードできます。」です。 ブラウザからの Basic Auth 認証によるAPIリクエストを制限している場合は、リンクを「{tenant-domain}/apps/cockpit/index.html#/?download={binaryId}」に変更いただくと、アプリケーションからダウンロード可能となります。

備考
対応するメールはコンテンツタイプとして「text / html」で送信されることに注意してください。

作成をクリックして、新しいエクスポートスケジュールを作成します。

エクスポートスケジュールは、エクスポートの詳細に追加されます。

Schedule exports list

データのエクスポート

CSV または Excelファイルにデータをエクスポートするには、リストの各行の前にあるチェックボックスを選択して、トップメニューバーの右側にあるエクスポートをクリックします。

各エクスポートファイルへのリンクが記載されたメールが届きます。

ドキュメントの標準時刻のプロパティ(アラームのtimeまたはcreationTimeなど)は、ISO-8601で定義されている日付と時刻の形式に従って Excelファイル と CSVファイルにエクスポートされます。

エクスポートドキュメントの制限に達し、その制限により結果が切り捨てられると、ドキュメントの最後にインジケーター付きの追加行が追加されます。

インジケーターを使用したCSVエクスポートのサンプル:

時間,デバイス名,作成日時,デバイス名,ID,ソース,テキスト,時間,タイプ
2021-11-25T10:37:06.485Z,Position #1,2021-11-25T10:37:06.485Z,Position #1,1266,1195,Location updated,2021-11-25T10:37:06.485Z,c8y_LocationUpdate
2021-11-25T10:37:01.484Z,Position #1,2021-11-25T10:37:01.484Z,Position #1,1265,1195,Location updated,2021-11-25T10:37:01.484Z,c8y_LocationUpdate
[…]
limit exceeded!,result truncated!,limit exceeded!,result truncated!,limit exceeded!,result truncated!,limit exceeded!,result truncated!,limit exceeded!

エクスポートの編集

それぞれの行をクリックするか、行の右端にあるメニューアイコンをクリックし、編集をクリックします。

フィールドの詳細については、エクスポートの追加をご覧ください。

エクスポートの複製

  1. 行の右端にあるメニューアイコンをクリックし、複製をクリックします。
  2. 少なくとも名前は変更します。
  3. 保存して閉じるをクリックしてエクスポートを保存し、エクスポートリストに戻ります。

エクスポートの削除

行の右端にあるメニューアイコンをクリックし、削除をクリックします。

データポイントライブラリ

データポイントライブラリは、データポイントプロパティのデフォルト値を持つデータポイントのコレクションを提供します。

データポイントプロパティは、文書作成アプリケーションにおける「段落書式」に似ています。各段落を個別に書式設定する必要はありません。代わりに、デフォルトの書式を定義して、文書内の段落に適用します。データポイントライブラリは、データポイントに対して同じ機能を提供します。さまざまなデバイスからあなたのデータポイントへ容易に適用できる、多数のデフォルトデータポイント「テンプレート」が提供されます。

コックピットアプリケーションは、どのようにデータポイントライブラリを使用するのでしょう? 色またはラベルなど、データポイントについてのデフォルトの可視化を判断するため、Things Cloudプラットフォームはデータポイントライブラリを検索し、一致するエントリを探します。データポイントライブラリ内のフラグメントとシリーズの値がメジャーメントと一致すると、エントリは「一致する」と見なされます。一致するエントリが見つかれば、該当するデータポイントプロパティがデフォルトの可視化に使用されます。

加えて、データポイントライブラリのプロパティはしきい値ビジネスルールにも使われます。データポイントライブラリで構成設定された赤色と黄色の値は、アラームを発動するしきい値ルールによって使用されます。

データポイントライブラリを開くには、ナビゲータの構成メニューで データポイントライブラリ をクリックします。

Data point library

使用可能なデータポイントのリストが開きます。データポイントごとに、次の情報がリストに表示されます。

データポイントをライブラリに追加

  1. トップメニューバーのデータポイントを追加をクリックします。
  2. 次の情報を入力します。
フィールド 説明
データポイント表示の色
ラベル データポイントを識別するラベル
フラグメント フラグメントの名前
シリーズ シリーズの名前
単位 メジャーメントに使用する単位
ターゲット 目標値
最小 Y軸に表示される最小値
最大 Y軸に表示される最大値
注意範囲 黄色の範囲の最小値/最大値(マイナーアラーム)
障害範囲 赤色の範囲の最小値/最大値(クリティカルアラーム)
  1. 保存をクリックして、データポイントをライブラリに追加します。

データポイントの編集

リスト内のそれぞれのエントリをクリックするか、エントリの右側にあるメニューアイコンをクリックし、編集をクリックします。

データポイントの削除

エントリの右側にあるメニューアイコンをクリックし、削除をクリックします。

スマートルール

Things Cloudにはデータをリアルタイムで分析し、データに基づくアクションを実行するための、ルールエンジンが含まれます。これらのルールはスクリプト記述言語で指定され、管理アプリケーションで管理されます。

コックピットアプリケーションには、簡単にルールを作成するために、テンプレート(スマートルールテンプレート)からルールを作成できるスマートルールビルダーを備えています。

備考
スマートルール機能は、テナントに Smartrule マイクロサービス と Apama-ctrl マイクロサービス が 登録されている場合にのみ使用できます。スマートルールを管理するためには、ユーザーは「インベントリ」の作成権限と「グローバルスマートルール」または「CEP管理」のいずれかの管理者権限を持っている必要があります。

スマートルールはパラメータ化され、パラメータには2通りのソースがあります。

スマートルールには2つの種類があります。

スマートルールは次の 2つの場所で確認できます。

スマートルールの作成

スマートルールは、ナビゲータの構成メニューからグローバルスマートルールページ、または任意のグループ/デバイスの情報タブ(ローカルのスマートルール)で作成できます。

  1. トップメニューバーのスマートルールを追加をクリックします。
  2. リストからスマートルールのテンプレートを選択します。注記:このリストはインストールによって異なる場合があります。
  3. 次のウィンドウで、スライダーをクリックしてルールを有効にするか無効にするかを選択します。詳細については、グループ/デバイスのスマートルールを有効化/無効化 をご覧ください。
  4. 次に、ルールのパラメータを設定します。パラメータはルールによって異なります。詳細については、スマートルールコレクションで各ルールの説明をご覧ください。
  5. 作成をクリックして、スマートルールを作成します。
備考
グローバルスマートルールページでスマートルールを作成すると、ウィンドウの手順4で対象アセットを選択しない限り、デフォルトですべてのアセットに対して有効になります。グループ/デバイスのスマートルールを有効化/無効化 もご覧ください。

スマートルールは複数回インスタンス化できます。

スマートルールの編集

エントリの右端にあるメニューアイコンをクリックし、編集をクリックします。

フィールドについての詳細はスマートルールの作成をご覧ください。

スマートルールの複製

  1. エントリの右端にあるメニューアイコンをクリックし、複製をクリックします。
  2. 少なくともルール名を変更します。
  3. 作成をクリックしてスマートルールを保存し、スマートルールリストに戻ります。

スマートルールの削除

エントリの右端にあるメニューアイコンをクリックし、削除をクリックします。

スマートルールのデバッグ

備考
この機能は Apamaでは利用できません。

デバッグを容易にするために、スマートルールから対応するイベント処理モジュールへの直接リンクがあります。

エントリの右端にあるメニューアイコンをクリックし、検査をクリックしてこのリンクを使用します。

グループのスマートルールでの対象デバイスについて

グループに対してスマートルールを作成する際、そのとき登録されているデバイスを含めるかどうかを選ぶことができます。 なお、グループのスマートルールを作成した後にデバイス追加された場合、そのデバイスは初期状態 対象外 として登録されます。対象とする場合、グループのスマートルールに対し、対象デバイスとして明示的に含める操作が必要です。

グループ/デバイスでのスマートルールの有効化/無効化

スマートルールが編集ウィンドウ(グローバルスマートルールページ、特定のデバイス/グループのスマートルールタブからアクセス可能)で有効に設定されている場合、そのスマートルールは全体的に「有効」になり(基礎となるモジュールがデプロイされます)、ルールがデバイスとグループで使用できるようになります。

無効 に設定されている場合、「スイッチオフ」になります(基礎となるモジュールがデプロイされません)。

スマートルールを全体的に有効/無効にすることに加えて、スマートルールは特定のオブジェクト(グループまたはデバイス)に対して、アクティブまたは非アクティブ状態にすることができます。アクティブの場合、ルールはこのグループとデバイスのイベントを処理します。

備考
グローバルスマートルールページでスマートルールを作成すると、対象アセットを明示的に選択しない限り、デフォルトですべてのアセットに対してアクティブになります。特定の対象アセットが選択されている場合、他のすべてのアセットは非アクティブ化されます。特定のグループ/デバイスのスマートルールタブで作成されたローカルのスマートルールは、それぞれの対象アセット(その直接の子アセット)に対して自動的にアクティブ化されます。

ルールを明示的にアクティブまたは非アクティブにするには、特定のグループ/デバイスのスマートルールタブに移動し、アクティブ/非アクティブスライダーをそれぞれアクティブまたは非アクティブに設定します。

単一オブジェクトのスマートルールを無効にする使用例としては、特定のデバイスが過剰に多数のしきい値アラームを発生した場合が考えられます。ルールはこのデバイスに対してのみ非アクティブ化できますが、他のすべてのオブジェクトについては引き続きアクティブです。

グループの場合は、グループのみのスライダーでスマートルールを有効/無効にします。その後、スライダー下のドロップダウンボックスを使用して、グループの子のルールを個別にアクティブ/非アクティブにできます。

重要
特定のオブジェクトに対してアクティブ化されたルールは、グローバルルールとして有効になっている場合にのみ機能します。

例: 明示的しきい値を定義する

しきい値ルールを定義するには、次の手順に従います。

  1. ナビゲータから該当グループまたはデバイスを選択します。
  2. データエクスプローラタブに切り替えます。
  3. しきい値を上げるデータポイントがデフォルトで表示されない場合は、データポイントを追加をクリックして、データポイントを追加して選択します。
  4. 目的のデータポイントの行の右端にあるメニューアイコンをクリックし、スマートルールを作成を選択します。


  5. 「計測値のしきい値超過時 アラームを作成」を選択します。
  6. 赤の障害範囲の最小値と最大値を入力します。メジャーメントが赤の障害範囲に入るとアラームが生成され、赤の障害範囲から抜けるとアラームはクリアされます。詳細については、スマートルールコレクションの「計測値のしきい値超過時 アラームを作成」をご覧ください。
  7. アラーム作成では、アラームタイプとアラームテキストを任意で編集できます。
  8. 対象のアセットもしくはデバイスより、このルールを適用するオブジェクトを選択できます。
  9. 作成をクリックして、スマートルールを作成します。

ルールは自動的に有効となり、アラームが発生すると表示されます。

チェーンルールの実行

スマートルールはプラットフォーム内に新規データ項目を作成することができます。例えば、しきい値ルールは新規アラームを作成します。この新規データは、「アラーム時に電子メールを送信」ルールなどのように、別のスマートルールによってさらに取り扱うことができます。

このメカニズムを使用して、連鎖型のスマートルールを作成することができます。

備考
連鎖型のスマートルールを作成する際は、データの過剰負荷を避けるため、ルールにより出力されるデータ量を把握する必要があります。

スマートルールコレクション

Things Cloudでは、事前設定されたグローバルスマートルールが使用できます。グローバルスマートルールは種類ごとに、構成するパラメータが異なります。

次のタイプが使用可能です。

スマートルール 機能
アラーム時に電子メールを送信 アラームが発生すると、メールが送信されます。
アラーム時に重大度を上げる アラームが一定時間有効になっていると、重大度が上がります。
ジオフェンスの際にアラームを作成 ジオフェンスの境界を越えると、アラームが作成されます。
ジオフェンスの際に Eメールを送信 ジオフェンスの境界を越えると、メールが送信されます。
エネルギー消費を計算 電気、ガス、水道メーターからのデータに基づいて消費データポイントを作成します。
計測値がない場合にアラームを作成 新しいメジャーメントデータを一定時間受信しなかった場合、アラームを発生します。
アラーム時に操作を実行 特定のアラームが発生すると、指定された操作がデバイスに送信されます。
計測値のしきい値超過時 アラームを作成 メジャーメント値が赤色の障害範囲に入るか、赤色の障害範囲から出ると、クリティカルアラームが生成またはクリアされます。 これはルール「計測のしきい値の場合、アラームを作成」に似ています。ただし、このルールでは、赤色(障害範囲)のしきい値が明示的に指定されています。
計測のしきい値の場合、アラームを作成 メジャーメントの値が赤色/黄色範囲(障害/注意範囲)に入るとアラームが発生し、赤色/黄色範囲から抜けるとアラームがクリアされます。このルールは、デバイスまたはデータポイントライブラリからしきい値を抽出します。
備考
特定のルールパラメータでは、さまざまなトリガーフィールドを変数として使用できます。このセクションの最後にある スマート ルール変数 をご覧ください。

アラーム時に電子メールを送信

機能

アラームが発生すると、メールが送信されます。

備考
対応するメールは、コンテンツタイプとして「text/html」指定で送信されます。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On alarm send email

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 次のタイプのアラームの場合 ルールをトリガーするアラームのタイプです。リスト内にこれらのタイプのいずれかを持つアラームが作成されると、ルールがトリガーされます。
3 Eメールを送信 送信 / 送信先(CC) / 送信先(BCC):メールの送信先メールアドレスです。複数のアドレスをカンマで区切ることができます(「 , 」、スペースを使用しないでください)。
返信先:メッセージへの返信に使用されるメールアドレス。
件名:メールの件名。#{name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、スマートルール変数で一覧表記されています。
メッセージ:メールのテキスト。#{name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、スマートルール変数に一覧表記されています。
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマートルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ/デバイスでのスマートルールの有効化/無効化をご覧ください

トラブルシューティング

アラーム時に重大度を上げる

機能

アラームが一定時間有効になっていると、重大度が上がります。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On alarm increase severity

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 次のタイプのアラームの場合 ルールをトリガーするアラームのタイプです。リスト内にこれらのタイプのいずれかを持つアラームが作成されると、ルールがトリガーされます。
3 アラーム重大度を上げる 重大度を上げるまでのアラーム継続時間。重大度を上げる前にアラームを有効にする必要があります。
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ/デバイスでのスマートルールの有効化/無効化をご覧ください。

説明

設定されたタイプのアラームが発生すると、アラームの有効時間の監視が開始されます。

指定した継続時間が経過してもアラームが有効な場合は、重大度が 1レベル(マイナーからメジャーなど)上がります。

アラームがクリティカル状態に達すると、それ以上のアクションができなくなるため、監視は停止します。

備考
このルールは、設定された継続時間を超過したかどうかを 1分に 1回チェックします。そのため、アラームの重大度が継続時間を超えた瞬間には変化せず、次のチェックの後にのみ変化します。

ジオフェンスの際にアラームを作成

機能

ジオフェンスの境界を越えると、アラームが作成されます。

このルールでは、ジオフェンスに入るか出るか、またはその両方を行うように設定できます。既存のアラームは、例えば、ジオフェンス領域を出た追跡車両がジオフェンス領域に再び入ってきた場合など、反対の条件が再び当てはまる場合にクリアされます。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On geofence create alarm

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 ジオフェンス違反時 領域の境界を定義するポリゴン。ジオフェンスを編集をクリックし、領域を設定します。ダブルクリックしてポイントを追加し、クリックやドラッグで調整します。
3 アラーム作成 トリガー: アラームをトリガーする理由: 「入るとき」、「離れるとき」(デフォルト)、「出入り時」
タイプ: 発生するアラームのタイプ。スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くお勧めします。複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。
重大度: 発生するアラームの重大度
テキスト: アラームメッセージ
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマートルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ/デバイスでのスマートルールの有効化/無効化をご覧ください。
備考
アラームを発生させるには、ルールを作成した後、少なくとも 1回はジオフェンス内にデバイスを配置する必要があります。

トラブルシューティング

ジオフェンスの際に Eメールを送信

機能

ジオフェンスの境界を越えると、メールが送信されます。

備考
対応するメールは、コンテンツタイプとして「text/html」指定で送信されます。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On geofence send e-mail

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 ジオフェンス違反時 領域の境界を定義するポリゴン。ジオフェンスを編集をクリックし、領域を設定します。ダブルクリックしてポイントを追加し、クリックやドラッグで調整します。
3 Eメールを送信 送信 / 送信先(CC) / 送信先(BCC):メールの送信先メールアドレスです。複数のアドレスをカンマで区切ることができます(「 , 」、スペースを使用しないでください)。
返信先:メッセージへの返信に使用されるメールアドレス。
件名:メールの件名。#{name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、スマートルール変数で一覧表記されています。
メッセージ:メールのテキスト。#{name}という形式の変数を使用できます。対応している変数は、スマートルール変数に一覧表記されています。
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマートルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ/デバイスでのスマートルールの有効化/無効化をご覧ください。
備考
このルールを実行させるには、ルールを作成した後、少なくとも1回はジオフェンス内にデバイスを配置する必要があります。ジオフェンス領域から出るとメールがトリガーされます。

トラブルシューティング

エネルギー消費を計算

機能

電気、ガス、水道メーターからのデータに基づいて消費データポイントを作成します。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

Calculate energy consumption

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 使用される計測値 フラグメント/シリーズ: メジャーメントフラグメントおよびシリーズの名前。
受信されるメジャーメントのフラグメント/シリーズ名は、設定されているものと同じものでなければなりません。データエクスプローラからルールを作成する場合、これらのフィールドはすでに入力されています。
時間間隔: 消費値を計算する間隔。1時間あたりの消費量を計算する頻度を指定します。
3 エネルギー消費 生成するメジャーメントフラグメントおよびシリーズの名前
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマートルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ / デバイスでのスマートルールの有効化 / 無効化をご覧ください。

消費メジャーメントの単位は常に1時間あたりのものになります(メジャーメントが「kg」の場合、消費は「kg/時」になります)。

このルールは、指定した時間の最後の2つのメジャーメントを取得し、値と時間の差を計算してから、1時間あたりの消費量を計算します。


20分ごとに計算するようにルールが設定されているとします。次のメジャーメントが送信されます。
11:59に100kg、12:14に200kg。
12:20にルールがトリガーされ、最後の2つのメジャーメントが取得されます。値と時間の差を計算します。したがって、12:20に作成された消費メジャーメント値は400kg/hとなります。 最後の期間に新しいメジャーメントが作成されなかった場合は、消費量 0のメジャーメントが作成されます。

計測値がない場合にアラームを作成

機能

新しいメジャーメントデータを一定時間受信しなかった場合、アラームを発生します。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On missing measurements create alarm

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 使用される計測値 タイプ:メジャーメントのタイプ。受信されるメジャーメントは、設定されたものと同じタイプでなければなりません。データエクスプローラからルールを作成する場合、タイプはすでに入力されています。
時間間隔:消費値を計算する間隔
3 アラーム作成 タイプ: 発生するアラームのタイプ。スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くお勧めします。複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。
重大度: 発生するアラームの重大度
テキスト: アラームメッセージ
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマートルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマート ルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ / デバイスでのスマートルールの有効化 / 無効化をご覧ください。
備考
このルールは、設定された時間間隔を超過したかどうかを 1分に 1回チェックします。そのため、時間間隔を超えた後のアラームは、生成に最大 1分かかることがあります。時間間隔を超えたかどうかをチェックするには、ルールの有効化後に少なくとも 1つの受信メジャーメントが必要です。

アラーム時に操作を実行

機能

特定のアラームが発生すると、指定された操作がデバイスに送信されます。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On alarm execute operation

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 次のタイプのアラームの場合 ルールをトリガーするアラームのタイプです。リスト内にこれらのタイプのいずれかを持つアラームが作成されると、ルールがトリガーされます。
3 操作を実行 送信される操作です。この操作はJSON形式で記述されます。一部の標準操作は、操作 フィールドの下から選択できます。標準操作を使用するには、標準操作を選択して、右側の矢印ボタン(この操作を使用)をクリックします。これにより、選択した操作のJSONが挿入されます。
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマートルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ / デバイスでのスマートルールの有効化 / 無効化をご覧ください。

計測のしきい値の場合、アラームを作成

機能

メジャーメントの値が赤色/黄色範囲(障害/注意範囲)に入るとアラームが発生し、赤色/黄色範囲から抜けるとアラームがクリアされます。

アラームの重大度は、次のように決定されます。

このルールでは、デバイスオブジェクトまたはデータポイントライブラリの次のパラメータを使用します。

例1 - 赤色の範囲(障害範囲)

赤色の範囲を[60 ; 90]に設定すると、

メジャーメントが 60~90(値60と90を含む)の場合、クリティカルアラーム(赤色)が作成されます。

例2 - 黄色の範囲(注意範囲)

黄色の範囲(注意範囲)を[30 ; 50]に設定すると、

メジャーメントが 30~49 の場合、マイナーアラーム(黄色)が作成されます。 値50 は黄色の範囲外です。

例3 - 赤色/黄色の範囲(障害/注意範囲)

上記の動作の結果、次のような構成を設定できます。

メジャーメントが 60 の場合、赤色には値60 が含まれるため、結果としてクリティカルアラーム(赤色)が作成されます。

例4 - 重複

赤色の範囲(障害範囲)と黄色の範囲(注意範囲)は重なることがあります。この重複範囲内の値は、黄色の範囲内にあるものとして扱われます。

黄色の範囲を[30 ; 60]に設定し、赤色の範囲を[50 ; 90]に設定すると、次のようになります。

メジャーメントが 55 の場合、マイナーアラーム(黄色)が作成されます。

これらのメカニズムを使用して、データポイントライブラリで全体的なしきい値範囲を構成できます。これらの全体的な値は、特定のオブジェクトに対してケースバイケースでオーバーライドできます。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On measurement threshold create alarm

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 しきい値時 フラグメント/シリーズ: メジャーメントフラグメントおよびシリーズの名前。受信されるメジャーメントのフラグメント/シリーズ名は、設定されているものと同じものでなければなりません。データエクスプローラからルールを作成する場合、これらのフィールドはすでに入力されています。
データポイント ライブラリエントリ: データポイントライブラリ内のエントリの名前。個々のオブジェクトに設定されていない場合に、赤と黄色の範囲(障害/注意範囲)のデフォルト値を検索するために使用されます。データポイントに設定されている単位は、ここでは考慮されないことに注意してください。
3 アラーム作成 タイプ: 発生するアラームのタイプ。スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くお勧めします。複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。
テキスト: アラームメッセージ
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマートルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「対象のアセットまたはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ / デバイスでのスマートルールの有効化 / 無効化をご覧ください。

説明

このルールは、入力されるメジャーメントごとに次の手順を実行します。

マージ(結合)されたパラメータで、赤色/黄色の範囲(障害/注意範囲)が定義されていない場合、アラームは生成されません。

備考
ソースオブジェクトで定義された範囲値は、データポイントライブラリで定義された範囲値よりも優先度が高くなります。ソースオブジェクトに設定することで、単一の値を上書きすることもできます(例:黄色の範囲、最大値)。その他の値は、データポイントライブラリから取得されます。

トラブルシューティング

備考
アラームをクリアすると、アラームが解決されたことが通知されます。新しいアラームは、デバイスの状態が変更され、再びしきい値を超えない限り発生しません。
備考
特定の状況下ではメジャーメント間の時間差が非常に大きい場合、このスマートルールにより誤ったアラーム重大度が生成される可能性があります。例えば、CEP/Apamaポッドが再起動されると、内部状態が失われるため、アラームが発生すべきでないときに再びアラームが発生し、アラーム重大度が異なってしまいます。

計測値のしきい値超過時アラームを作成

機能

メジャーメント値が赤色の範囲(障害範囲)に入るか、赤色の範囲から出ると、クリティカルアラームが生成またはクリアされます。

アラームの重大度は、次のように決定されます。

備考
このルールはルール「計測のしきい値の場合、アラームを作成」に似ています。ただし、このルールでは、赤色のしきい値が明示的に指定されています。しきい値のルール「計測のしきい値の場合、アラームを作成」は、デバイスまたはデータポイントライブラリからしきい値を抽出します。

パラメータ

このルールでは、次のパラメータを使用します。

On measurement explicit threshold create alarm

ステップ フィールド 説明
1 ルール名 ルールテンプレートの既定の名前が入力されています。必要に応じて変更できます。
2 しきい値時 フラグメント/シリーズ: メジャーメントフラグメントおよびシリーズの名前。受信されるメジャーメントのフラグメント/シリーズ名は、設定されているものと同じものでなければなりません。データエクスプローラからルールを作成する場合、これらのフィールドはすでに入力されています。
障害範囲(最小)/(最大): 値が指定された範囲[最小 ; 最大]。設定されたアラームが発生します。
3 アラーム作成 タイプ: 発生するアラームのタイプ。スマートルールごとに異なるタイプのアラームを使用することを強くお勧めします。複数のスマートルールで同じアラームタイプが使用されている場合、同じアラームタイプを更新しようとすると、スマートルールが干渉し、予期しない動作が発生する可能性があります。
テキスト: アラームメッセージ
4 対象のアセットもしくはデバイス ルールを適用するグループまたはデバイスを選択します。他のアセットまたはデバイスでスマートルールを有効にするには、該当するオブジェクトに移動して、スマートルールを有効にします。スマートルールの詳細には、「対象のアセットまたはデバイスに対してアクティブ」のリストが表示されます。
このフィールドを空のままにすると、スマート ルールはすべてのグループとデバイスに適用されます。その後、特定のアセットまたはデバイスのスマートルールを非アクティブ化できます。この場合、スマートルールの詳細には「ターゲット資産またはデバイスに対して非アクティブ」のリストが表示されます。
スマートルールのアクティブ化/非アクティブ化の詳細については、グループ / デバイスでのスマートルールの有効化 / 無効化をご覧ください。

トラブルシューティング

備考
アラームをクリアすると、アラームが解決されたことが通知されます。新しいアラームは、デバイスの状態が変更され、再びしきい値を超えない限り発生しません。
備考
特定の状況下ではメジャーメント間の時間差が非常に大きい場合、このスマートルールにより誤ったアラーム重大度を生成する可能性があります。例えば、CEP/Apamaポッドが再起動されると、内部状態が失われるため、アラームが発生すべきでないときに再びアラームが発生し、アラームの重大度が異なってしまいます。

スマートルール変数

一部のルールパラメータに、さまざまなトリガーフィールドを変数として使うことができます。ルールがトリガーされると、変数はトリガーフィールドの実際の値に置き換えられます。

このメカニズムを使用すると、デバイス名またはアラームテキストをさまざまな出力(Eメールなど)で行うことができます。

すべてのトリガー(アラーム、メジャーメント、オペレーション、イベント)から使用される共通フィールド

変数 内容
#{id} トリガーの識別子
#{type} トリガーのタイプ
#{source} トリガーのソースの識別子
#{time} トリガーのタイムスタンプ
#{text} トリガーのテキストまたはメッセージ

備考
スマートルールにApamaを使用する場合(管理アプリケーションのエコシステム > マイクロサービスの Apama-ctrlへのサブスクリプションによって表示されます)、時間の変数には、時間を表示するためのタイムゾーンと時間形式を含めることができます。
例えば、変数 #{time:TZ=America/New_York,FORMAT="HH:mm:ssZ”} は、ニューヨークのタイムゾーンを使用して時間を HH:mm:ssZ の形式で表示します。Apamaドキュメントの Supported time zones、および Format specification for the TimeFormat functions をご覧ください。

アラーム固有のフィールド

変数 内容
#{status} アラームのステータス:アクティブ、承認済み、クリア済み
#{severity} アラームの重大度:クリティカル、メジャー、マイナー、警告
#{count} アラームが送信された回数。同じデバイスおよび同じアラームタイプで繰り返されるアラームは、重複が排除されて 1つのアラームとして認識されます。

オペレーション固有のフィールド

変数 内容
#{status} オペレーションのステータス:SUCCESSFUL、FAILED、EXECUTING、PENDING

メジャーメント固有のフィールド

変数 内容
#{valueFragment} メジャーメント値のフラグメント名
#{valueSeries} メジャーメントシリーズのフラグメント名
#{value} センサーからの値
#{unit} 使用される単位。例:「mm」、「lux」

さらに、次のパターンがサポートされています。

変数 内容
#{X.Y} または #{X.Y.Z} トリガーの追加パラメータ、またはネストされた構造パラメータで使用できるプロパティフィールド情報

Things Cloud トリガー

{
  "source":{
    "id":"10200"
  },
  "type":"TestEvent",
  "text":"sensor was triggered",
  "time":"2014-03-03T12:03:27.845Z",
  "c8y_Position":{
    "lat":2,
    "lng":2
  },
  "c8y_evtdata":{
    "data1":111,
    "date2":222,
    "evtInnerData":{
      "indate1":333,
      "indate2":444
    }
  }
}

例えば、ここでは次の変数を定義できます。

変数 内容
#{ c8y_Position.lat} 緯度値を取得します。
#{ c8y_evtdata.data1} data1値を取得します。
{ c8y_evtdata. evtInnerData . indate1} ネストされた構造の値を取得します。
#{source.X.Y} トリガーのソースデバイス(マネージドオブジェクト)からのプロパティフィールド情報
例:
#{source.c8y_Hardware.serialNumber} > デバイスのシリアル番号
#{source.c8y_Notes} > デバイスのメモフィールド
重要
変数が存在しないか、あるいはスペルが間違っている場合、置換は行われません。

コックピットアプリケーションの構成

Things Cloud では、個別のニーズに応じてカスタムコックピット アプリケーションを構成できます。

要件

この機能を使用するには、次の要件を満たす必要があります。

これらの要件が満たされている場合、アプリ構成 エントリがカスタムコックピット アプリケーションのナビゲータの構成メニューに表示されます。

カスタムコックピット アプリケーションの構成

ナビゲータで、構成メニューのアプリ構成をクリックします。

App configuration

アプリ構成ページでは、コックピットアプリケーションをさまざまな面でカスタマイズできます。

機能

機能セクションでは、グローバル検索、アラーム、データエクスプローラなどの特定の機能を無効にすることができます。

デフォルトでは、すべての機能が有効になっています。機能を無効にするには、機能の横にあるスライダーを使用します。ナビゲータのそれぞれのメニュー項目(グローバル検索ボタンと同様の各ボタン)はすぐに削除され、再度有効になるまで機能は使用できなくなります。

トップレベル ノード

トップレベル ノード で、ナビゲータの最上位階層に表示するグループを選択できます。デフォルトでは、グループエントリのみが表示されます(機能セクションで無効になっていない場合)。

Nodes configuration

右側でナビゲータのトップレベル ノードとして表示するルートグループまたはサブグループを選択します。選択すると、グループがカスタムのトップレベル ノードのリストに追加されます。さらに、特定のグループのデバイスの表示を有効/無効にすることで、ノードをさらに構成できます。無効にすると、このグループのすべてのデバイスが非表示になり、ナビゲータに表示されません。

ホームダッシュボード

ホームダッシュボードセクションでは、ホームダッシュボード(このアプリケーションのランディングページ)の処理方法を選択できます。

ホームダッシュボードをカスタマイズするかどうかを選択できます。

その他

最後に、起動時にナビゲータを非表示にするかどうかを指定できます。デフォルトでは、ナビゲータは起動時に表示されます。