Flexible InterConnect接続機能

Flexible InterConnect接続実施手順

  • FICからThings Cloudへ接続する際はFIC-Connection(Router-Router(XaaS))新設の手順に従って実施します。
  • 公開サービス名は「Things Cloud」となります。
  • コネクションの購入情報入力画面で入力する情報は以下の通りとなります。
項目名 入力内容
コネクション名 任意の文字数でご指定ください (参考)
接続帯域 10Mbps(固定)
ルータID 選択したルータのID(自動入力)
Routing Group FIC-Connectionを購入いただく際に設定したRouting Group名
Primary BGP Filter Ingress フルルート
Secondary BGP Filter Ingress フルルート
Seller側キー情報 不要

注意事項

Flexible InterConnect接続を利用したThings Cloudご利用時の注意事項

  • 事前にお客様側FIC-Routerの設定及びFIC-NATでのグローバルIP、ポリシー設定の作成が完了している必要があります。
  • FIC Source NAPTを利用したグローバルIPアドレスが必要になります。
  • Flexible InterConnect接続の申請前に以下の実施が必要です。
    • Things Cloudの開通
  • Things Cloudとしてのサポート範囲はThings Cloudの機能までとなり、FIC側の構成や接続のサポートは含まれません。
    • FIC側のサポートはFICのサポートへお問い合わせください。
  • Things Cloudへ接続する際にはお客様側でFlexible InterConnect接続用のIPアドレスへの名前解決の設定を実施していただく必要がございます。
  • Flexible InterConnect接続経由で画面を利用する際にブラウザ側のインターネット接続がない場合、一部の機能がご利用になれません。
  • Things CloudにおけるFlexible InterConnect接続機能の工事/故障の通知はサポートサイトにて実施されます。
  • Things Cloudの解約とFlexible InterConnect側設備の解約は連動しておりません。Things Cloudの解約に伴いFlexible InterConnect側の設備が不要となった場合には、お客様にて不要な設備の削除などを実施していただく必要がございます。
    Flexible InterConnect側の設備を解約されない場合、Things Cloudを解約してもFlexible InterConnect側の利用料が発生いたします。
  • Flexible InterConnect接続機能の故障時に内部でインターネット経由の通信への切り替えは実施致しませんため、切り替えを実施する場合はお客様にて実施いただく必要がございます。

接続先IPアドレスについて

Flexible InterConnect接続によるThings Cloudへの接続先IPアドレスは180.131.67.55となります。
接続先のIPアドレスは今後増える可能性がございます。

名前解決について

Flexible InterConnect接続でThings Cloudを利用する場合、お客様側でThings Cloudドメインの名前解決をFlexible InterConnect接続用のIPアドレスにしていただく必要がございます。
Flexible InterConnect接続用のIPアドレスを「180.131.67.55」とした場合、名前解決設定の実施例は以下パターンA,パターンBのいずれかとなります。

(パターンA)端末のhostsファイルの書き換え

hostsファイルを書き換え、端末からの「[テナント名].je1.thingscloud.ntt.com」への通信がFICを通るように設定します。
複数のテナントへアクセスを実施する際には、「ドメイン名1 ドメイン名2」のようにアクセスしたい全てのテナントについてドメイン設定を実施します。

Windows端末の場合
  • C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts ファイルを管理者権限で起動したエディタで開き、以下を追加します。
180.131.67.55 ドメイン名
Linux端末の場合
  • /etc/hostsファイルを管理者権限で開き、以下を追加します。
180.131.67.55 ドメイン名
Mac端末の場合
  • ターミナルから/etc/hostsファイルをsudoで開き、以下を追加します。
180.131.67.55 ドメイン名

(パターンB)DNS設定の実施

Flexible InterConnect接続でThings Cloudを利用する端末が参照するDNSにおいて、「*.je1.thingscloud.ntt.com」の名前解決を「180.131.67.55」で応答する設定を入れ、端末からの*.je1.thingscloud.ntt.comへの通信がFICを通るように設定します。

Things Cloudの画面への接続パターンについて

Things Cloudの画面を利用する場合のネットワーク構成は以下のパターンがあります。

インターネット利用 ※推奨
  • インターネット利用
    インターネット接続によってThings Cloudの画面を利用する方式です。
    • 端末側で名前解決の設定を実施する必要はございません。
Flexible InterConnect利用
  • FIC利用/インターネットあり
    インターネット接続が可能なブラウザからFlexible InterConnect接続によってThings Cloudの画面を利用する方式です。
    • 端末側で名前解決の設定を実施する必要があります。
    • Things Cloudの一部機能はインターネット越しのアクセスが発生します。
  • FIC利用/インターネットなし
    インターネット接続ができないブラウザからFlexible InterConnect接続によってThings Cloudの画面を利用する方式です。
    • 端末側で名前解決の設定を実施する必要があります。
    • Things Cloudの一部機能(画面上のインターネット側へのリンク,地図機能,シングルサインオン機能等)がご利用になれません。