ダッシュボードの操作
Things Cloud では、すべてのグループとデバイスに対して個別のダッシュボードを作成できます。
ダッシュボードでは、アラームやイベントなどのデータをカスタマイズして視覚化し、一連のウィジェットを使用してリモートアクションをトリガーできます。ウィジェットは、地図、画像、グラフ、表など、その他のデータの図式表現を表示できます。
Things Cloud には、多くの事前に定義されたウィジェットが用意されており、詳細については、ウィジェットコレクション を参照してください。
ロールとアクセス権限:
- ダッシュボードを表示する:「インベントリ」の読み取り権限、またはインベントリロールでの「インベントリ」の読み取り権限
- ダッシュボード内のウィジェットを編集する:「インベントリ」の管理者権限、またはインベントリロールでの「インベントリ」の変更権限
- ダッシュボードを作成する:「インベントリ」の作成権限または管理者権限、またはインベントリロールでの「インベントリ」の変更権限
- ダッシュボードを削除する:「インベントリ」の管理者権限、またはインベントリロールでの「インベントリ」の変更権限
- ダッシュボードを共有 / コピーする:「インベントリ」の作成権限、またはインベントリロールでの「インベントリ」の変更権限
ダッシュボードを作成する
個別のダッシュボードを作成するためには、次の手順を実行してください。
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グループ メニューで、ダッシュボードを作成するグループまたはデバイスをナビゲータから選択します。
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タブの右側にある ダッシュボードを追加 ボタンをクリックして、ダッシュボード エディタを開きます。
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ダッシュボード エディタの 一般 タブで、次の情報を入力します。
- ナビゲータでダッシュボード名の横に表示されるアイコン
- ダッシュボード名として使用されるメニューラベル
- ダッシュボードの説明
- ナビゲータ内のダッシュボードの位置で、「5000」が先頭となり、「-5000」が最後になります。
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可視性 セクションで、グローバルロールに基づいてダッシュボードにアクセスできるユーザーを指定します。デフォルトでは、すべての利用可能なグローバルロールが選択されており、これは、少なくとも 1 つのロールを持つユーザーがダッシュボードにアクセスできることを意味します。
備考- ダッシュボードは常にその所有者と、「インベントリ」の管理者権限を持つユーザーに表示されます。
- この機能は完全にクライアント側のソリューションに基づいています。ユーザーがダッシュボードへの正確なリンクを持っている場合、ユーザーはダッシュボードにアクセスすることができます。
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ダッシュボードテンプレート オプションを有効にすると、このタイプのすべてのデバイスでダッシュボードを共有できます。このオプションは、デバイスダッシュボードでのみ利用できます。 ダッシュボードを共有する を参照してください。
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外観 タブでは、ダッシュボードのテーマ(「UI を適合」、「淡色」、「暗色」、「ブランディング」のいずれか)と、ウィジェット ヘッダーのデフォルト スタイル(「標準」、「分割線」、「重ね配置」、「非表示」のいずれか)を選択できます。さらに、デフォルトのウィジェット余白を変更できます(デフォルト値は 12 px)。
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言語が変更されるたびにウィジェットのタイトルが翻訳されるようにするには、可能な場合は翻訳 オプションを有効にします。
備考ウィジェット タイトルは、有効な翻訳が利用可能な場合にのみ翻訳されます。 -
すべての変更は、ダッシュボード設定の下のダッシュボードにすぐに表示され、選択内容が視覚的に確認できます。
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保存 をクリックして、ダッシュボードを作成し、開きます。
次に、ダッシュボードにウィジェットを追加できます。ウィジェットを使用すると、ダッシュボードに詳細なデータを表示することができます。
ウィジェットの追加、変更、削除方法の詳細については、ダッシュボードとレポートでのウィジェット使用を参照してください。
ダッシュボード テンプレート
特定のデバイス用のダッシュボードを作成し、同じタイプのすべてのデバイスと共有することができます。ただし、これはデバイスにタイプ プロパティが設定されている場合にのみ可能です。
これを行うには、ダッシュボード テンプレート オプションを有効にします。エディタに対応するメッセージが表示されます。
ダッシュボードを有効にすると、このダッシュボードを共有するデバイス数を確認できます。また、このタイプのダッシュボードを、通常のダッシュボードとして複製することもできます(現在のデバイスにのみ割り当てられます)。

「ダッシュボード テンプレート」オプションが有効になっているダッシュボードは、このタイプのすべてのデバイスからアクセスおよび変更できます。
これにより、このダッシュボードに加えられた変更は、どのデバイスから追加されたかに関係なく、すべてのダッシュボード インスタンスに自動的に適用されます。
ダッシュボードの時間範囲
ウィジェット構成で、ダッシュボードの時間範囲を指定できます。ダッシュボードの時間範囲を使用すると、ダッシュボード内のすべてのデータがこの範囲に合わせて表示されます。最初のウィジェットでダッシュボードの時間範囲を設定すると、この共有コンテキストは、ダッシュボードの日付コンテキストを使用するように構成された他のウィジェットで使用できるようになります。
ダッシュボードの時間範囲は、カスタム日付ピッカーを使用して、監視するニーズに応じて任意の期間に設定できます。時間範囲はダッシュボードの上部に表示されるため、データが提示されているコンテキストをすぐに確認できます。また、URL に時間コンテキストのパラメーターを含めることで、特定の時間コンテキストを持つダッシュボードを共有できます。ユーザーがピッカーを使用して、ダッシュボードの時間コンテキストを設定すると、URL パラメーターは自動的に設定されます。

ダッシュボードの時間範囲と同期されたウィジェットは、ウィジェットの右上にそれぞれのアイコンで示されます。
ダッシュボードを編集する
ダッシュボードを編集するには、編集モードを有効にする必要があります。編集モードに入るには、主に 2 つの方法があります。
- ダッシュボードの設定 をクリックする: ダッシュボードの名前、説明、位置、可視性、外観など、ダッシュボードの全体的なプロパティを変更します。
- ウィジェットを編集 をクリックする: ウィジェットの追加、削除、位置変更など、ダッシュボードのコンテンツを管理します。
編集モードに入ると、「やり直し」と「元に戻す」機能が自動的に有効になります。これにより、ダッシュボードに加えた不要な変更を簡単に元に戻すことができます。編集モードで行った変更は、保存したときにのみ反映されます。
ダッシュボードの状態を復元する
バージョン履歴を使用して、ダッシュボードを以前の状態に復元することができます。ダッシュボード設定に移動し、バージョン履歴タブを開きます。このセクションには、ダッシュボードの以前のバージョンのリストと、各バージョンのタイムスタンプが表示されます。リストから目的のバージョンにカーソルを合わせると、復元 ボタンが表示されます。
バージョン履歴に新しいバージョンが作成されると、変更内容の簡単な説明が含まれます。編集モードでダッシュボードを保存するか、ダッシュボードの一般設定を編集するたびに、新しいバージョンが追加されます。

ダッシュボードを 1 つのオブジェクトから別のオブジェクトにコピーする
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トップメニューバーの 参照 をクリックし、コンテキストメニューから ダッシュボードをコピー を選択します。
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次に、ダッシュボードをコピーをしたいオブジェクトへ移動し、コンテキストメニューから ダッシュボード “ダッシュボード名” を貼り付け を選択してダッシュボードを挿入します。
ダッシュボードをコピーする別の方法として、「タイプ別ダッシュボード」アプローチを使用する方法があります。「タイプ別ダッシュボード」アプローチでは、1 つのオブジェクトのダッシュボードを、同じタイプの すべての オブジェクトと共有します。ダッシュボード テンプレート を参照してください。
ダッシュボードを削除する
オブジェクトからダッシュボードを削除するには、トップメニューバーの 参照 をクリックし、コンテキストメニューから ダッシュボードを削除 を選択します。